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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Unified Communications Domain Manager(Cisco Unified CDM)ソフトウェアのCLIの脆弱性により、認証されたローカル攻撃者が制限付きシェルをエスケープできる可能性があります。
この脆弱性は、シェルコマンドの不十分な入力検証に起因します。攻撃者は、シェルで巧妙に細工されたコマンドを実行することにより、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は、root権限を持たない制限付きシェルユーザのコンテキストで、制限付きシェルとアクセスコマンドをエスケープできる可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20190703-cucdm-rsh
該当製品
このアドバイザリに記載されている情報は、公開時点で入手可能な最善の情報です。最も完全で、正確で、最新の情報については、関連するバグIDのリリースノートを参照してください。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、[シスコのセキュリティアドバイザリおよびアラート(Cisco Security Advisories and Alerts)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。
追加情報が必要な場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)または契約したメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
脆弱性のある製品
この脆弱性は、公開時点でCisco Unified CDMリリース11.5(3) PB3以前に影響を与えました。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
このアドバイザリの脆弱性のある製品セクションに記載されている製品のみが、この脆弱性の影響を受けることが分かっています。
修正済みリリース
公開時点では、リリース11.5(3) PB4以降にこの脆弱性に対する修正が含まれています。
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
本脆弱性は、シスコ内部でのセキュリティ テストによって発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2019 年 7 月 3 日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
本アドバイザリの記述内容に関して情報配信の URL を省略し、単独の転載や意訳を施した場合、当社が管理した情報とは見なされません。そうした情報は、事実誤認を引き起こしたり、重要な情報が欠落していたりする可能性があります。 このドキュメントの情報は、シスコ製品のエンドユーザを対象としています。