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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Meeting Server の CLI 設定シェルにおける脆弱性により、認証されたローカルの攻撃者が、ルート ユーザとして任意のコマンドを注入する可能性があります。
この脆弱性は、脆弱性のある CLI コマンドを実行する間の入力検証が十分ではないことに起因します。管理者レベルのクレデンシャルを持つ攻撃者が、コマンドの実行中に、巧妙に細工した引数を注入することで、この脆弱性を悪用する可能性があります。不正利用が成功すると、その攻撃者は、該当製品で、ルート ユーザとして任意のコードを実行できるようになる可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20190619-cms-codex
該当製品
脆弱性のある製品
この脆弱性は、2.2.14 より前、および 2.3.8 のソフトウェア リリースを実行する Cisco Meeting Server の展開に影響を与えます。
デバイスで実行されている Cisco Meeting Server ソフトウェア リリースは、管理者が CLI で version コマンドを使用することで確認できます。デバイスが Cisco Meeting Server ソフトウェア リリース 2.6.1 を実行している場合、コマンドの出力例は次のようになります。
system> version
2.6.1
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
詳細
Cisco Meeting Server は、会議室、デスクトップ、またはモバイル デバイスを介してアクセス可能なソフトウェアに、ビデオ、オーディオ、およびコンテンツ共有機能を組み込みます。Cisco Meeting Server は、複数のシスコ ビデオ ルームにまたがって動作し、Skype for Business や他のハードウェア プロバイダーと接続して、シームレスな会議アーキテクチャを可能にします。
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェアアップデートをリリースしています。お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ライセンスをご購入いただいたソフトウェア バージョンとフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェアアップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は以下のリンクに記載されたシスコのソフトウェアライセンスの条項に従うことに同意したことになります。
https://www.cisco.com/c/en/us/products/end-user-license-agreement.html
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、[シスコのセキュリティアドバイザリおよびアラート(Cisco Security Advisories and Alerts)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したが Cisco Service Contract をご利用いただいていない場合、また、サードパーティベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを POS から入手できない場合は、Cisco TAC に連絡してアップグレードを入手してください。
https://www.cisco.com/c/en/us/support/web/tsd-cisco-worldwide-contacts.html
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
修正済みリリース
次の表に示すように、該当する修正済みのソフトウェア リリースにアップグレードすることをお勧めします。
Cisco Meeting Server ソフトウェア リリース | この脆弱性に対する最初の修正リリース |
---|---|
2.2 | 2.2.141 |
2.3 | 2.3.81 |
2.4 | 脆弱性なし |
2.5 | 脆弱性なし |
2.6 | 脆弱性なし |
1. Cisco Meeting Serverソフトウェアリリース2.2および2.3は、ソフトウェアメンテナンスが終了しています。Cisco Meeting Serverソフトウェアリリースモデルの詳細については、『Cisco Meeting Server:メンテナンスおよびサポート終了ポリシー』を参照してください。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
本脆弱性は、シスコ内部でのセキュリティ テストによって発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2019 年 6 月 19 日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
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