Critical
Critical
日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Elastic Services Controller(ESC)の REST API の脆弱性により、認証されていないリモート攻撃者が REST API の認証をバイパスする可能性があります。
この脆弱性は、API 要求の不適切な検証に起因します。攻撃者は、REST AIP に巧妙に細工された要求を送信することで、この脆弱性をエクスプロイトできます。エクスプロイトが成功すると、該当システムで、REST API 経由の任意のアクションが 管理者権限で実行される可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20190507-esc-authbypass
該当製品
脆弱性のある製品
この脆弱性は、REST API が有効になっている場合、Cisco Elastic Services Controller ソフトウェア リリース 4.1、4.2、4.3、4.4 に影響します。REST API は、デフォルトでは有効になっていません。
REST API が有効になっているかどうかの確認
ESC 仮想マシンで REST API が有効になっているかどうかを確認するには、管理者が sudo netstat -tlnup | grep '8443|8080' を使用して、コマンドの出力を参照します。次の例は、ポート 8443 で REST API サービスが有効になっているマシンのコマンドの出力を示しています。
~/# sudo netstat -tlnup | grep '8443|8080'
.
.
.
tcp6 0 0 :::8443 :::* LISTEN 2557/java
.
.
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェアアップデートをリリースしています。お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ライセンスをご購入いただいたソフトウェア バージョンとフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェアアップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は以下のリンクに記載されたシスコのソフトウェアライセンスの条項に従うことに同意したことになります。
https://www.cisco.com/c/en/us/products/end-user-license-agreement.html
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、[シスコのセキュリティアドバイザリおよびアラート(Cisco Security Advisories and Alerts)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したが Cisco Service Contract をご利用いただいていない場合、また、サードパーティベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを POS から入手できない場合は、Cisco TAC に連絡してアップグレードを入手してください。
https://www.cisco.com/c/en/us/support/web/tsd-cisco-worldwide-contacts.html
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
修正済みリリース
この脆弱性は、Cisco Elastic Services Controller リリース 4.5 で修正されています。
実行中のリリースのこの脆弱性に対処するために作成されたパッチを適用することをお勧めします。このパッチは、次のソフトウェア リリースで使用できます。
Cisco Elastic Services Controller のメジャー リリース | 使用可能なパッチがあるソフトウェア リリース |
---|---|
バージョン 4.1 以前 |
脆弱性なし |
4.1 | 4.1.0.100 4.1.0.111 |
4.2 | 4.2.0.74 4.2.0.86 |
4.3 | 4.3.0.121 4.3.0.128 4.3.0.134 4.3.0.135 |
4.4 | 4.4.0.80 4.4.0.82 4.4.0.86 |
4.5 | 脆弱性なし |
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
本脆弱性は、シスコ内部でのセキュリティ テストによって発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2019 年 5 月 7 日 |
利用規約
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