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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Small Business SPA514G IP フォンの Session Initiation Protocol(SIP)処理の実行における脆弱性により、認証されていないリモート攻撃者が該当デバイスを無応答にしてサービス妨害(DoS)状態を引き起こせるようになります。
この脆弱性は、該当デバイスで SIP 要求メッセージが正しく処理されないことに起因しています。攻撃者は、該当デバイスに細工された SIP メッセージを送信することにより、この脆弱性をエクスプロイトする可能性があります。不正利用に成功すると、攻撃者によって該当デバイスが応答しなくなる状況が引き起こされ、その結果、デバイスを手動で再起動するまで DoS 状態が続くことになります。
シスコでは、本脆弱性に対処するソフトウェア アップデートをリリースしていません。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20190313-sip
該当製品
脆弱性のある製品
この脆弱性は、ファームウェア リリース 7.6.2SR2 以前を実行する Cisco Small Business SPA514G IP フォンに影響を与えます。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
このアドバイザリの脆弱性のある製品セクションに記載されている製品のみが、この脆弱性の影響を受けることが分かっています。
シスコは、この脆弱性が以下のシスコ製品には影響を与えないことを確認しました。
- Small Business SPA51x IP フォンのその他のモデル
- Small Business SPA50x IP フォン
- Small Business SPA52x IP フォン
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
シスコはこのアドバイザリで説明している脆弱性に対処するためのファームウェアのアップデートをリリースしておらず、リリースする予定もありません。Cisco Small Business SPA514G IP フォンは、サポート終了プロセスに入りました。詳細については、Cisco SPA514G 4 回線 IP フォンの販売終了とサポート終了に関するお知らせ、およびフィールド通知 FN70378 を参照してください。
デバイスの移行を検討する際は、Cisco Security Advisories and Alerts ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。いずれの場合でも、新しい IP フォンがお客様のニーズに十分対応しており、現在の構成が新しい製品で引き続き適切にサポートされることを確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
本脆弱性は、シスコ内部でのセキュリティ テストによって発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2019 年 3 月 13 日 |
利用規約
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