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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Microsoft Windows 用の Cisco WebEx ネットワーク録画プレーヤーおよび Microsoft Windows 用の Cisco WebEx プレーヤーの複数の脆弱性により、影響を受けるシステムで攻撃者が任意のコードを実行する可能性があります。
この脆弱性は、影響を受けるソフトウェアによる Advanced Recording Format(ARF)ファイルと WebEx Recording Format(WRF)ファイルの検証が適切でないために存在します。攻撃者は、リンクまたは電子メールの添付ファイルを介して悪意のある ARF または WRF ファイルをユーザに送信し、影響を受けるソフトウェアを使用してファイルを開くように促すことで、これらの脆弱性をエクスプロイトできます。エクスプロイトに成功した攻撃者は、影響を受けるシステムで任意のコードを実行する可能性があります。
シスコはこれらの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20190123-webex-rce
該当製品
脆弱性のある製品
本脆弱性は、Cisco WebEx Business Suite サイト、Cisco WebEx Meetings オンライン サイト、および Cisco WebEx Meetings サーバから入手できる Microsoft Windows 用の Cisco WebEx ネットワーク録画プレーヤーおよび Microsoft Windows 用の Cisco WebEx プレーヤーの次のバージョンに影響を及ぼします。
- Cisco Webex Business Suite WBS32サイト:バージョンWBS32.15.33より前のすべてのWebexネットワーク録画プレーヤーおよびWebexプレーヤーのバージョン
- Cisco Webex Business Suite WBS33サイト:バージョンWBS33.6.7またはWBS33.7.0より前のすべてのWebexネットワーク録画プレーヤーおよびWebexプレーヤーのバージョン
- Cisco WebEx Meetings オンライン:バージョン 1.3.40 より前のすべての WebEx ネットワーク録画プレーヤーと WebEx プレーヤーのバージョン
- Cisco Webex Meetingsサーバ:バージョン2.8MR3 SecurityPatch1または3.0MR2 SecurityPatch2より前のすべてのWebexネットワーク録画プレーヤーのバージョン
システムにインストールされている Cisco WebEx ネットワーク録画プレーヤーまたは Cisco WebEx プレーヤーのバージョンを確認するには、プレーヤーを開き、[ヘルプ(Help)] > [バージョン情報(About)] を選択します。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
このアドバイザリの脆弱性のある製品セクションに記載されている製品のみが、これらの脆弱性の影響を受けることが分かっています。
Mac OS 用の Cisco WebEx ネットワーク録画プレーヤーには影響がありません。
詳細
Cisco WebEx Business Suite サービスは、ユーザが会議の録音をオンラインで保存し、ARF ファイルとしてダウンロードできるように設定できます。これらのサービスは、ユーザのローカル コンピュータに WRF ファイルとして、会議を直接録音するように設定することもできます。
Cisco WebEx ネットワーク録画プレーヤーは、ARF ファイルの再生に使用されるアプリケーションです。このプレーヤーは、Cisco WebEx Business Suite サイト(WBS31、WBS32、および WBS33)、Cisco WebEx Meetings オンライン、および Cisco WebEx Meetings サーバから入手できます。プレーヤーは Cisco WebEx Web サイトから手動でインストールできます。また、ユーザが Cisco WebEx Business Suite サイトからストリーミング再生のために ARF ファイルにアクセスすると自動的にインストールされます。
Cisco WebEx プレーヤーは、WRF ファイルの再生に使用されるアプリケーションです。このプレーヤーは、Cisco WebEx Business Suite サイト(WBS31、WBS32、および WBS33)および Cisco WebEx Meetings オンラインから入手できます。Cisco WebEx Meetings サーバからは入手できません。プレーヤーは Cisco WebEx Web サイトから手動でインストールすることもできます。
回避策
これらの脆弱性に対処する回避策はありません。ただし、オペレーティング システムのソフトウェア削除手順を使用して、Cisco WebEx ネットワーク録画プレーヤーと Cisco WebEx プレーヤーをシステムから削除することもできます。たとえば、Microsoft Windows 10 システムからプレーヤーを削除する場合は、Windows の [設定(Settings)] で [アプリと機能(Apps & Features)] アプリを使用することができます。
Microsoft Windows システムからすべての Cisco WebEx ソフトウェアを削除する場合は、Meeting Services Removal Tool を使用できます。このツールは、Cisco Collaboration Help 項目、Cisco WebEx and 3rd Party Support Utilities からダウンロードできます。
Cisco Webex ネットワーク録画プレーヤーを削除すると、ユーザはメディアを再生できなくなります。ただし、次回メディアにアクセスしたときに、新しいバージョンのソフトウェアがダウンロードされて、更新バージョンがユーザに提供されます。修正済みソフトウェア
シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェアアップデートをリリースしています。お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ライセンスをご購入いただいたソフトウェア バージョンとフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェアアップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は以下のリンクに記載されたシスコのソフトウェアライセンスの条項に従うことに同意したことになります。
https://www.cisco.com/c/en/us/products/end-user-license-agreement.html
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、[シスコのセキュリティアドバイザリおよびアラート(Cisco Security Advisories and Alerts)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したが Cisco Service Contract をご利用いただいていない場合、また、サードパーティベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを POS から入手できない場合は、Cisco TAC に連絡してアップグレードを入手してください。
https://www.cisco.com/c/en/us/support/web/tsd-cisco-worldwide-contacts.html
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
修正バージョンの情報
次のバージョンの Cisco WebEx ネットワーク録画プレーヤーおよび Cisco WebEx プレーヤーでは、本脆弱性が修正済みです。
- Cisco Webex Business Suite WBS32サイト:バージョンWBS32.15.33以降のWebexネットワーク録画プレーヤーおよびWebexプレーヤー
- Cisco Webex Business Suite WBS33サイト:バージョンWBS33.6.7以降のWebexネットワーク録画プレーヤーおよびWebexプレーヤー
- Cisco WebEx Meetings オンライン:バージョン 1.3.40 以降の WebEx ネットワーク録画プレーヤーと WebEx プレーヤーのバージョン
- Cisco Webex Meetingsサーバ:バージョン2.8MR3 SecurityPatch1または3.0MR2 SecurityPatch2以降のWebexネットワーク録画プレーヤー
Cisco WebEx Business Suite WBS31 のサイトはソフトウェア メンテナンスのマイルストーンが終了しているため、シスコではこれらサイトの脆弱性は修正していません。また、修正の予定もありません。このマイルストーンおよび WBS31 サイトのアップグレード プランの詳細については、Cisco WebEx Meetings Suite End-of-Version Support Policy を参照してください。
お客様は次の 2 つの方法で Cisco WebEx ネットワーク録画プレーヤーの修正済みバージョンにアップグレードできます。
- 自動:ユーザがCisco Webex Business Suiteサイト(WBS32またはWBS33)、Cisco Webex Meetings Onlineサイト、またはCisco Webex MeetingsサーバでホストされているARFファイルにアクセスすると、プレーヤーはソフトウェアの最新バージョンに自動的にアップグレードされます。
- 手動:プレーヤーはhttps://www.webex.com/play-webex-recording.htmlからダウンロードしてインストールできます。
お客様は現在のプレーヤーのバージョンをアンインストールし、https://www.webex.com/play-webex-recording.html からプレーヤーの最新バージョンをダウンロードしてインストールすることで、Cisco WebEx プレーヤーの修正済みバージョンにアップグレードできます。
次の表に、このアドバイザリに記載されている各脆弱性に関するソフトウェアの Cisco Bug ID とソフトウェアの修正済みバージョンを示します。次の表に従い、適切なバージョンにアップグレードすることをお勧めします。
修正済みバージョン
Cisco Bug ID | 修正済みバージョン | ||||
---|---|---|---|---|---|
Webex Business Suite WBS32 サイト | Webex Business Suite WBS33.6 サイト | Webex Business Suite WBS33 最新サイト | Webex Meetings Server | Webex Meetings Online | |
CVE-2019-1637 |
32.15.33 以降 | 33.6.7 以降 | 33.7.0 以降 | 2.8MR3、2.8MR3 SecurityPatch1、3.0MR2 SecurityPatch2 | 1.3.40 |
CVE-2019-1638 | 32.15.31 以降 | 33.6.7 以降 | 33.7.0 以降 | 2.8MR3、2.8MR3 SecurityPatch1、3.0MR2 SecurityPatch2 | 1.3.39 |
CVE-2019-1639 | 32.15.31 以降 | 33.6.7 以降 | 33.7.0 以降 | 2.8MR3、2.8MR3 SecurityPatch1、3.0MR2 SecurityPatch2 | 1.3.39 |
CVE-2019-1640 | 32.15.33 以降 | 33.6.7 以降 | 33.7.0 以降 | 2.8MR3、2.8MR3 SecurityPatch1、3.0MR2 SecurityPatch2 | 1.3.39 |
CVE-2019-1641 | 32.15.33 以降 | 33.6.7 以降 | 33.7.0 以降 | 2.8MR3、2.8MR3 SecurityPatch1、3.0MR2 SecurityPatch2 | 1.3.40 |
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)では、本アドバイザリに記載されている脆弱性のエクスプロイト事例とその公表は確認しておりません。
出典
シスコは、CVE-2019-1638およびCVE-2019-1639の脆弱性を報告していただいたZero Day Initiativeに感謝いたします。
シスコは、CVE-2019-1637、CVE-2019-1640、およびCVE-2019-1641の脆弱性を報告していただいたFortinet社のKushal Arvind Shah氏とYonghui Han氏に感謝いたします。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.1 | バージョン 33.6.7 における Cisco Webex Business Suite 用修正済みソフトウェアの入手に関する情報を明記。 | 「該当製品」、「修正済みソフトウェア」 | Final | 2019 年 1 月 30 日 |
1.0 | 初回公開リリース | - | Final | 2019 年 1 月 23 日 |
利用規約
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