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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Unified Contact Center Express(Unified CCX)のWebベース管理インターフェイスにおける複数の脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者が、インターフェイスのユーザに対するクロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃、クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)攻撃、またはクリアテキストのパスワードの取得を実行できる可能性があります。
これらの脆弱性の詳細については本アドバイザリの「詳細情報」セクションを参照してください。
これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20180718-uccx
該当製品
脆弱性のある製品
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
詳細
Cisco Unified CCXの4つの脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者がインターフェイスのユーザに対してXSS攻撃を実行したり、CSRF攻撃を実行したり、クリアテキストのパスワードを取得したりする可能性があります。
これらの脆弱性は互いに依存していないため、いずれかの脆弱性を悪用しても別の脆弱性を悪用する必要はありません。さらに、いずれかの脆弱性の影響を受けるソフトウェアリリースであっても、他の脆弱性の影響は受けない場合があります。
これらの脆弱性の詳細については、次のとおりです。
Cisco Unified Contact Center Expressのストアドクロスサイトスクリプティングの脆弱性
Cisco Unified Contact Center Express(Unified CCX)のWebベースの管理インターフェイスにおける脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者が、該当アプリケーションのWebベースのインターフェイスのユーザに対してストアドXSS攻撃を実行する可能性があります。
この脆弱性は、影響を受けるアプリケーションのWebベースのインターフェイスによるユーザ入力の検証が不十分であることに起因します。攻撃者は、インターフェイスのユーザを巧妙に細工されたリンクをクリックするように誘導することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者はインターフェイスに関連する任意のスクリプトコードを実行したり、ブラウザベースの機密情報にアクセスしたりできる可能性があります。
この脆弱性のCommon Vulnerabilities and Exposures(CVE)IDはCVE-2018-0400です。
この脆弱性の共通脆弱性評価システム(CVSS)基本スコア:6.1
この脆弱性のCisco Bug IDはCSCvg70904です。
Cisco Unified Contact Center Expressの反映クロスサイトスクリプティングの脆弱性
Cisco Unified CCXのWebベース管理インターフェイスの脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者が、該当アプリケーションのWebベースインターフェイスのユーザに対してリフレクトXSS攻撃を実行する可能性があります。
この脆弱性は、影響を受けるアプリケーションのWebベースのインターフェイスによるユーザ入力の検証が不十分であることに起因します。攻撃者は、インターフェイスのユーザを巧妙に細工されたリンクをクリックするように誘導することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者はインターフェイスに関連する任意のスクリプトコードを実行したり、ブラウザベースの機密情報にアクセスしたりできる可能性があります。
この脆弱性のCVE IDはCVE-2018-0401です。
この脆弱性のCVSS基本スコア:6.1
この脆弱性のCisco Bug IDはCSCvg70967です。
Cisco Unified Contact Center Expressにおけるクロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性
Cisco Unified CCXのWebベース管理インターフェイスの脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者がCSRF攻撃を実行し、該当アプリケーションで任意のアクションを実行する可能性があります。
この脆弱性は、該当デバイス上の Web ベース管理インターフェイスの CSRF 防御が不十分であることに起因しています。攻撃者はインターフェイスのユーザを巧妙に細工されたリンクに従うように誘導することによってこの脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者はWebブラウザを介して、ユーザの権限を使用して、ターゲットデバイス上のリポジトリデータストア(RDS)の一部であるメタデータファイルをダウンロード、作成、変更、および削除できる可能性があります。
クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)攻撃と潜在的な軽減方法の詳細については、このアドバイザリの右サイドバーにあるアクションリンクを参照してください。
この脆弱性のCVE IDはCVE-2018-0402です。
この脆弱性のCVSS基本スコア:6.3
この脆弱性のCisco Bug IDはCSCvg70921です。
Cisco Unified Contact Center Expressの情報漏えいの脆弱性
Cisco Unified CCXのWebベース管理インターフェイスの脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者がクリアテキストのパスワードを取得できる可能性があります。
この脆弱性は、アプリケーションによって内部データベースから以前に保存されたパスワードがパスワードフィールドに設定されるために発生します。攻撃者は、影響を受けるログインフォームのHTMLソースを表示することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。
この脆弱性のCVE IDはCVE-2018-0403です。
この脆弱性のCVSS基本スコア:5.3
この脆弱性のCisco Bug IDはCSCvg71040です。
回避策
これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
修正済みソフトウェア リリースの詳細については、本アドバイザリ上部の Cisco Bug ID を参照ください。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、[シスコのセキュリティアドバイザリおよびアラート(Cisco Security Advisories and Alerts)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)では、本アドバイザリに記載されている脆弱性のエクスプロイト事例とその公表は確認しておりません。
出典
シスコは、これらの脆弱性を報告していただいたNCI Agency Cyber SecurityのFilip Waeytens氏に感謝いたします。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2018 年 7 月 18 日 |
利用規約
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