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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco FinesseのWebベース管理インターフェイスにおける複数の脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者がサーバ側の要求フォージェリ(SSRF)攻撃を実行したり、該当システムからクリアテキストのパスワードを取得したりする可能性があります。
これらの脆弱性の詳細については、このセキュリティアドバイザリの「詳細情報」セクションを参照してください。
これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20180718-finesse
該当製品
脆弱性のある製品
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
詳細
Cisco FinesseのWebベース管理インターフェイスにおける2つの脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者がサーバ側の要求フォージェリ(SSRF)攻撃を実行したり、該当システムからクリアテキストのパスワードを取得したりする可能性があります。
これらの脆弱性は互いに依存していないため、一方の脆弱性を悪用しても他方の脆弱性を悪用する必要はありません。また、いずれかの脆弱性の影響を受けるリリースであっても、他の脆弱性の影響は受けない場合があります。
これらの脆弱性の詳細については、次のとおりです。
Cisco Finesse HTTP要求処理のサーバ側の要求偽造の脆弱性
Cisco FinesseのWebベース管理インターフェイスの脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者がCisco Finesseサーバに任意のホストにHTTP要求を送信させる可能性があります。このタイプの攻撃は、一般にサーバ側要求偽造(SSRF)攻撃と呼ばれます。
この脆弱性は、ガジェット統合をサポートするCisco Finesse APIのアクセスコントロールが不十分であることに起因します。攻撃者は、悪意をもって巧妙に細工されたHTTP要求をCisco Finesseサーバに送信することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。
この脆弱性のCVE IDはCVE-2018-0398です。
この脆弱性のSecurity Impact Rating(SIR)はMediumです。
この脆弱性の共通脆弱性評価システム(CVSS)基本スコア:5.8
この脆弱性のCisco Bug IDはCSCvg71018です。
Cisco Finesseの情報開示の脆弱性
Cisco FinesseのWebベース管理インターフェイスの脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者が該当システムからクリアテキストのパスワードを取得できる可能性があります。
この脆弱性は、Webベースの管理インターフェイスのログインフォームのPasswordフィールドに、影響を受けるソフトウェア用の内部データベースに保存されている以前に保存されたパスワードが入力されることに起因します。攻撃者は、影響を受けるソフトウェアのWebベース管理インターフェイスのログインフォームのHTMLソースを表示することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は該当システムからクリアテキストのパスワードを表示および取得できる可能性があります。
この脆弱性のCVE IDはCVE-2018-0399です。
この脆弱性のSIRはMediumです。
この脆弱性のCVSS基本スコア:5.3
この脆弱性のCisco Bug IDはCSCvg71044です。
回避策
これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
修正済みソフトウェア リリースの詳細については、本アドバイザリ上部の Cisco Bug ID を参照ください。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、[シスコのセキュリティアドバイザリおよびアラート(Cisco Security Advisories and Alerts)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)では、本アドバイザリに記載されている脆弱性のエクスプロイト事例とその公表は確認しておりません。
出典
シスコは、これらの脆弱性を報告していただいたNCI Agency Cyber SecurityのFilip Waeytens氏に感謝いたします。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2018 年 7 月 18 日 |
利用規約
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