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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Network Services Orchestrator(NSO)の CLI パーサーの脆弱性により、認証されたリモートの攻撃者が、ルート ユーザの権限で任意のシェル コマンドを実行できる可能性があります。
この脆弱性は、入力に対する不十分な検証に起因します。攻撃者は、脆弱性のあるコマンドに悪意のある引数を挿入することで、この脆弱性を不正利用できる可能性があります。不正利用に成功すると、攻撃者は root 権限で任意のコマンドを実行できる場合があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20180606-nso
該当製品
脆弱性のある製品
この脆弱性は、次のリリースの Cisco Network Services Orchestrator(NSO)に影響します。
- 4.1 ~ 4.1.6.0
- 4.2 ~ 4.2.4.0
- 4.3 ~ 4.3.3.0
- 4.4 ~ 4.4.2.0
管理者は、デバイスの CLI で show ncs-state version コマンドを実行することで、デバイスで現在実行中のソフトウェア リリースを確認できます。CLI でのコマンド実行の結果は、次のようになります(この例ではリリース 4.5.5.1 がインストールされていることがわかります)。
admin@ncs> show ncs-state version
ncs-state version 4.5.5.1
[ok][2018-05-15 16:41:30]
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェアアップデートをリリースしています。お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ライセンスをご購入いただいたソフトウェア バージョンとフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェアアップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は以下のリンクに記載されたシスコのソフトウェアライセンスの条項に従うことに同意したことになります。
https://www.cisco.com/c/en/us/products/end-user-license-agreement.html
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、[シスコのセキュリティアドバイザリおよびアラート(Cisco Security Advisories and Alerts)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したが Cisco Service Contract をご利用いただいていない場合、また、サードパーティベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを POS から入手できない場合は、Cisco TAC に連絡してアップグレードを入手してください。
https://www.cisco.com/c/en/us/support/web/tsd-cisco-worldwide-contacts.html
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
修正済みリリース
次の表に示すように、適切なリリースにアップグレードする必要があります。
Cisco NSO メジャー リリース | First Fixed Release(修正された最初のリリース) |
---|---|
4.1 | 4.1.6.1 |
4.2 | 4.2.4.1 |
4.3 | 4.3.3.1 |
4.4 | 4.4.2.1 |
ソフトウェアは、Cisco.com の Software Center にアクセスし、「Network Services Orchestrator」を検索するか、[すべて参照(Browse ALL)] を選択して [クラウドおよびシステム管理(Cloud and Systems Management)] > [サービス管理およびオーケストレーション(Service Management and Orchestration)] > [Network Services Orchestrator] に進むことでダウンロードできます。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
本脆弱性は、シスコ内部でのセキュリティ テストによって発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2018 年 6 月 6 日 |
利用規約
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