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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
この脆弱性は、巧妙に細工されたIPv6パケットの不適切な処理に起因します。攻撃者は、巧妙に細工されたIPv6パケットをデバイス経由で送信することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。この不正利用により、攻撃者はインターフェイスキューウェッジを引き起こす可能性があります。
この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20180328-sisf
該当製品
脆弱性のある製品
この脆弱性は、Cisco cBR-8コンバージドブロードバンドルータ、Cisco ASR 1000シリーズアグリゲーションサービスルータ、およびCiscoクラウドサービスルータ1000VシリーズでIPv6が設定されている場合に影響を与えます。
フィールドテストおよび社内テストで、この脆弱性はCisco cBR-8コンバージドブロードバンドルータでのみ確認または再現されています。Cisco ASR 1000シリーズアグリゲーションサービスルータとCiscoクラウドサービスルータ1000Vシリーズには同じコードロジックが組み込まれているため、該当するトレインにはコード修正が適用されています。ただし、これら2つの製品では、この脆弱性は現場で確認されておらず、内部的に正常に再現されていません。
脆弱性が存在するCisco IOS XEソフトウェアリリースについては、このアドバイザリ上部のCisco Bug IDを参照してください。
IPv6設定の確認
管理者は、CLI で show ipv6 interface brief コマンドを使用して、IPv6 アドレスを割り当てたインターフェイスを特定できます。次の例は、IPv6 が有効になっているデバイスでのコマンドの出力を示しています。
router#show ipv6 interface brief . . . GigabitEthernet0/0/0 [Up/Up] fe80::212:daff:fe62:c150 2001:DB8::1
デバイスで実行されているソフトウェア リリースで IPv6 がサポートされていない場合、show ipv6 interface brief コマンドを使用するとエラー メッセージが生成されます。デバイスで IPv6 が有効になっていない場合に、show ipv6 interface brief コマンドを使しても、IPv6 アドレスを使用するインターフェイスは表示されません。どちらのシナリオでも、デバイスはこの脆弱性の影響を受けません。
Cisco IOS XE ソフトウェア リリースの判別
デバイス上で実行されている Cisco IOS XE ソフトウェア リリースは、管理者がデバイスにログインして、CLI で show version コマンドを実行し、表示されるシステム バナーを参照することにより確認できます。デバイスが Cisco IOS XE ソフトウェアを実行している場合、システム バナーに「Cisco IOS Software」、「Cisco IOS XE Software」などのテキストが表示されます。
次に、Cisco IOS XR ソフトウェア リリース 16.2.1 が実行されていて、インストールされているイメージ名が CAT3K_CAA-UNIVERSALK9-M であるデバイスでのコマンドの出力例を示します。
ios-xe-device# show version
Cisco IOS Software, Catalyst L3 Switch Software (CAT3K_CAA-UNIVERSALK9-M), Version Denali 16.2.1, RELEASE SOFTWARE (fc1)
Technical Support: http://www.cisco.com/techsupport
Copyright (c) 1986-2016 by Cisco Systems, Inc.
Compiled Sun 27-Mar-16 21:47 by mcpre
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Cisco IOS XE ソフトウェア リリースの命名と番号付けの規則に関する詳細は、『Cisco IOS and NX-OS Software Reference Guide』を参照してください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
シスコは、この脆弱性が Cisco IOS ソフトウェア、Cisco IOS XR ソフトウェア、および Cisco NX-OS ソフトウェアには影響を与えないことを確認しました。
セキュリティ侵害の痕跡
Router#show interface | include Input queue
Input queue: 0/375/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 0
Input queue: 376/375/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 0
Input queue: 0/375/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 0
Router#
識別されたインターフェイスが判明したら、show buffers input-interface [interface] packet CLIコマンドおよびshow buffers input-interface [interface] dump CLIコマンドの出力をキャプチャして、最寄りのサポート組織に連絡してください。回避策
修正済みソフトウェア
修正済みソフトウェアリリースの詳細については、このアドバイザリの冒頭にあるCisco Bug IDを参照してください。
Cisco IOS XE ソフトウェア リリースと Cisco IOS ソフトウェア リリースのマッピングについては、Cisco IOS XE ソフトウェアのリリースに応じて「Cisco IOS XE 2 Release Notes」、「Cisco IOS XE 3S Release Notes」、または「Cisco IOS XE 3SG Release Notes」を参照してください。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、[シスコのセキュリティアドバイザリおよびアラート(Cisco Security Advisories and Alerts)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
不正利用事例と公式発表
出典
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2018 年 3 月 28 日 |
利用規約
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