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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
この脆弱性は、該当デバイスがワイヤレス クライアントから受信する 802.11v BSS 移行管理応答パケットの入力検証が不十分なことに起因するものです。 この脆弱性は、攻撃者が不正な形式の 802.11v BSS 移行管理応答パケットを該当デバイスに送信することによって、不正利用される可能性があります。 不正利用に成功すると、攻撃者は該当デバイスのリロードを突発的に引き起こし、その結果 DoS 状態が発生する可能性があります。
この脆弱性に対処するソフトウェア アップデートは、すでにシスコからリリースされています。 この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
101-wlc2
該当製品
脆弱性のある製品
この脆弱性は、脆弱なリリースのシスコ ワイヤレス LAN コントローラ(WLC)ソフトウェアを実行している Cisco WLC に影響します。
情報に関しては Cisco どのについての WLC ソフトウェア リリースが脆弱であるか、このアドバイザリの修正済みソフトウェアのセクションを参照して下さい。
Cisco WLC ソフトウェア リリースの判別
デバイスで実行されている Cisco WLC ソフトウェアのリリースを確認するには、管理者は Web インターフェイスか CLI を使用します。
Web インターフェイスを使用する場合は、Web インターフェイスにログインして Monitor タブをクリックし、次に左ペインの Summary をクリックします。 ソフトウェア バージョン フィールドはデバイスで現在動作しているソフトウェアのリリース番号を示します。
CLI を使用する場合は、show sysinfo コマンドを実行し、次にコマンド出力の Product Version フィールドの値を参照して下さい。 たとえばデバイスが Cisco WLC ソフトウェア リリース 8.3.102.0 を実行している場合、コマンドの出力は次のようになります。
(wlc)> show sysinfo
Manufacturer's Name.............................. Cisco Systems Inc.
Product Name..................................... Cisco Controller
Product Version.................................. 8.3.102.0
Bootloader Version............................... 1.0.1
Field Recovery Image Version..................... 6.0.182.0
Firmware Version................................. FPGA 1.3, Env 1.6, USB console 1.27
Build Type....................................... DATA + WPS
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.
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
詳細
セキュリティ侵害の痕跡
回避策
修正済みソフトウェア
シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェア アップデートを提供しています。 お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ライセンスをご購入いただいたソフトウェア バージョンとフィーチャ セットに対してのみとなります。 そのようなソフトウェア アップグレードをインストール、ダウンロードする、または、アクセスしたり、その他の方法で使用する場合、お客様は以下のリンクに記載されたシスコのソフトウェア ライセンスの条項に従うことに同意したことになります。
http://www.cisco.com/en/US/docs/general/warranty/English/EU1KEN_.html
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。 通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。 無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、Cisco Security Advisories and Alerts ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。 不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンス プロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したがシスコのサービス契約をご利用いただいていない場合、また、サードパーティ ベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、Cisco TAC に連絡してアップグレードを入手してください。
http://www.cisco.com/en/US/support/tsd_cisco_worldwide_contacts.html
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
修正済みリリース
カスタマーは、このセクションの表に沿って、適切なリリースへのアップグレードをおこなってください。 本アドバイザリは以下のアドバイザリを含むコレクションの一部です。これらも考慮した上、完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
- cisco-sa-20171101-aironet1: Cisco Aironet 1560、2800、および 3800 シリーズ アクセス ポイント プラットフォームでの 802.11 におけるサービス妨害(DoS)の脆弱性
- cisco-sa-20171101-aironet2: Cisco Aironet 1560、2800、および 3800 シリーズ アクセス ポイント プラットフォームでの Extensible Authentication Protocol におけるサービス妨害(DoS)の脆弱性
- cisco-sa-20171101-wlc1: シスコ ワイヤレス LAN コントローラでのシンプル ネットワーク管理プロトコル メモリ リークにおけるサービス妨害(DoS)の脆弱性
- cisco-sa-20171101-wlc2: シスコ ワイヤレス LAN コントローラでの 802.11v Basic Service Set 移行管理におけるサービス妨害(DoS)の脆弱性
次の表では、左の列にシスコ ソフトウェアのリリースを示しています。 中央の列は、この脆弱性の修正が含まれた最初の推奨リリースです。 右の列は、このアドバイザリ集で説明しているすべての脆弱性の修正が含まれた最初の推奨リリースです。
Cisco Wireless LAN Controller ソフトウェア リリース | この脆弱性のための推奨される修正済みリリース | アドバイザリの収集に説明があるすべての脆弱性のための推奨される修正済みリリース |
---|---|---|
Prior to 8.0 | 脆弱性なし | 8.0.152.0 |
8.0 | 8.0.152.0 | 8.0.152.0 |
8.1 | 8.2.166.0 | 8.2.166.0 |
8.2 | 8.2.166.0 | 8.2.166.0 |
8.3 | 8.3.133.0 | 8.3.133.0 |
8.4 | 8.4.100.0 | 8.4.100.0 |
8.5 | 8.5.105.0 | 8.5.110.0(リリース予定) |
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)では、本アドバイザリに記載されている脆弱性のエクスプロイト事例やその公表を確認していません。
出典
この脆弱性は、Cisco TAC のサポート ケースの解決中に発見されました。
URL
改訂履歴
Version | Description | Section | Status | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.1 | WLC リリース 8.2 と 8.3 は、お客様の問題に対処するために再ビルドされました。 推奨リリースが更新されました。 | 修正済みソフトウェア | Final | 2017 年 11 月 2 日 |
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2017 年 11 月 1 日 |
利用規約
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