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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
この脆弱性は、制限付きシェルで実行された CLI コマンドへのユーザ入力に対する検証が不完全なことに起因するものです。この脆弱性は、ターゲット デバイスへの認証および特権昇格につながり得るコマンドの実行を攻撃者が行うことで不正利用される可能性があります。攻撃者がこの脆弱性を不正利用するには、デバイスに対する有効なユーザ クレデンシャルが必要です。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20171101-ise
該当製品
脆弱性のある製品
- Cisco ISE
- Cisco ISE Express
- Cisco ISE Virtual Appliance
デバイス上で実行しているソフトウェアのリリースを確認するには、管理者がデバイスの CLI で show version コマンドを使用するか、管理ポータルの右上隅で [Settings (設定、歯車アイコン)] > [About Identity Service Engine(ソフトウェア情報)] をクリックします。CLI コマンドの出力は、次の例のようになります。
ServiceEngine115/admin# show version
Cisco Application Deployment Engine OS Release: 2.3
ADE-OS Build Version: 2.3.0.187
ADE-OS System Architecture: x86_64
Copyright (c) 2005-2014 by Cisco Systems, Inc.
All rights reserved.
Hostname: ServiceEngine115
Version information of installed applications
---------------------------------------------
Cisco Identity Services Engine
---------------------------------------------
Version : 2.0.0.306
Build Date : Thu Oct 8 13:25:23 2015
Install Date : Tue Nov 17 21:02:22 2015
Cisco Identity Services Engine Patch
---------------------------------------------
Version : 5
Install Date : Fri Jul 07 01:57:01 2017
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
脆弱性が Cisco ISE Passive Identity Connector に影響しないことはシスコで確認済みです。
回避策
修正済みソフトウェア
シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェアアップデートをリリースしています。お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ライセンスをご購入いただいたソフトウェア バージョンとフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェアアップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は以下のリンクに記載されたシスコのソフトウェアライセンスの条項に従うことに同意したことになります。
http://www.cisco.com/en/US/docs/general/warranty/English/EU1KEN_.html
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、[シスコのセキュリティアドバイザリおよびアラート(Cisco Security Advisories and Alerts)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成は新規リリースでも継続して適切なサポートが受けられることを確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したが Cisco Service Contract をご利用いただいていない場合、また、サードパーティベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを POS から入手できない場合は、Cisco TAC に連絡してアップグレードを入手してください。
http://www.cisco.com/c/ja_jp/support/web/tsd-cisco-worldwide-contacts.html
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
修正済みリリース
次の表に示すように、適切なリリースにアップグレードする必要があります。
Cisco Identity Services Engine のリリース | この脆弱性に対する最初の修正リリース |
---|---|
1.3 | 影響あり。1.4パッチ12に移行 |
1.4 | 1.4 パッチ 12(注釈を参照) |
2.0 | 2.0 パッチ 6(注釈を参照) |
2.0.1 | 影響:2.1パッチ5に移行 |
2.1.0 | 2.1 パッチ 5 |
2.2.0 | 2.2.0 パッチ 2 |
2.3.0 | Not affected |
注:ソフトウェアリリース1.4パッチ12および2.0パッチ6は現在公開されていません。これらのリリースが掲載されるまでは、修正済みリリースへの移行によって対処してください。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
この脆弱性は、匿名のセキュリティ研究者によってシスコに報告されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.1 | Metadata update. | — | Final | 2018 年 9 月 24 日 |
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2017 年 11 月 1 日 |
利用規約
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