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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
この脆弱性は、802.11 関連付け要求のフレーム検証が不十分であることに起因するものです。この脆弱性は、攻撃者がターゲット デバイスに不正な形式の 802.11 関連付け要求を送信することによって、不正利用される可能性があります。不正利用されると、攻撃者が AP のリロードを引き起こし、その結果、AP のリロード中に DoS 状態が発生する可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20171101-aironet1
該当製品
脆弱性のある製品
- Aironet 1560 シリーズ アクセス ポイント
- Aironet 2800 シリーズ アクセス ポイント
- Aironet 3800 シリーズ アクセス ポイント
ソフトウェア バージョンの判別
デバイスで実行されている Cisco Aironet シリーズ アクセス ポイント ソフトウェアのバージョンは、管理者がコントローラの Web インターフェイスまたは CLI を使用して確認することができます。
Web インターフェイスを使用する場合、Web インターフェイスにログインして、[管理(Management)] > [ソフトウェア アップデート(Software Update)] を選択し、ページの上部に表示されるリリース番号を参照します。
CLI を使用する場合は、show version コマンドを実行し、出力結果の [AP 実行イメージ(AP Running Image)] フィールドの値を参照します。たとえばデバイスがソフトウェア バージョン 8.3.102.0 を実行している場合、コマンドの出力は次のようになります。
AP# show version . . . cisco AIR-AP3802E-B-K9 ARMv7 Processor rev 1 (v7l) with 1030528/668540K bytes of memory. Processor board ID RFDPP1BS497 AP Running Image : 8.3.102.0 Primary Boot Image : 8.3.102.0 . . .
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
シスコは、この脆弱性が Cisco Aironet 1800 シリーズ アクセス ポイントまたは Cisco IOS ソフトウェアを実行しているあらゆる Aironet アクセス ポイントに影響を与えないことを確認しました。
回避策
修正済みソフトウェア
シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェアアップデートをリリースしています。お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ライセンスをご購入いただいたソフトウェア バージョンとフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェア アップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は http://www.cisco.com/en/US/docs/general/warranty/English/EU1KEN_.html に記載のシスコのソフトウェア ライセンスの条項に従うことに同意したことになります。
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、[シスコのセキュリティアドバイザリおよびアラート(Cisco Security Advisories and Alerts)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したがシスコのサービス契約をご利用いただいていない場合、また、サードパーティベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、Cisco TAC(http://www.cisco.com/en/US/support/tsd_cisco_worldwide_contacts.html)に連絡してアップグレードを入手してください。
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
修正済みリリース
カスタマーは、このセクションの表に沿って、適切なリリースへのアップグレードをおこなってください。本アドバイザリは以下のアドバイザリを含むコレクションの一部です。これらも考慮した上、完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
- cisco-sa-20171101-aironet1:Cisco Aironet 1560、2800、および3800シリーズアクセスポイントプラットフォームの802.11におけるDoS脆弱性
- cisco-sa-20171101-aironet2:Cisco Aironet 1560、2800、および3800シリーズアクセスポイントプラットフォームのExtensible Authentication Protocolにおけるサービス妨害(DoS)の脆弱性
- cisco-sa-20171101-wlc1:CiscoワイヤレスLANコントローラのSimple Network Management ProtocolにおけるメモリリークによるDoS脆弱性
- cisco-sa-20171101-wlc2:Cisco Wireless LAN Controller 802.11v Basic Service Set Transition Managementのサービス妨害の脆弱性
次の表では、左の列にシスコ ソフトウェアのリリースを示しています。中央の列は、この脆弱性の修正が含まれた最初の推奨リリースです。右の列は、このアドバイザリ集で説明しているすべての脆弱性の修正が含まれた最初の推奨リリースです。
Cisco Aironet 1560、2800、3800 アクセス ポイント | この脆弱性に対して修正済みの推奨リリース | この脆弱および一連のアドバイザリに記載されているすべての脆弱性に関する推奨リリース |
---|---|---|
Prior to 8.0 |
該当なし |
8.0.152.0 |
8.0 | 該当なし | 8.0.152.0 |
8.1 |
該当なし |
8.2.166.0 |
8.2 | 8.2.166.0 | 8.2.166.0 |
8.3 | 8.3.133.0 | 8.3.133.0 |
8.4 | 8.4.100.0 | 8.4.100.0 |
8.5 | 8.5.105.0 |
8.5.110.0(リリース予定) |
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
本脆弱性は、シスコ内部でのセキュリティ テストによって発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.1 | リリース 8.2 と 8.3 は、お客様の問題に対処するために再ビルドされました。推奨リリースが更新されました。 | 修正済みソフトウェア | Final | 2017 年 11 月 2 日 |
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2017 年 11 月 1 日 |
利用規約
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