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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
本脆弱性は、該当デバイスでの SIP 要求メッセージの不適切な処理に起因するものです。 攻撃者が、該当デバイスに SIP ペイロードを送信する際に、フォーマット指定子を使用することで、本脆弱性が不正利用されます。 不正利用に成功すると、攻撃者によって該当デバイスが応答しなくなる状況が引き起こされ、その結果、デバイスを手動で再起動するまで DoS 状態が続くことになります。
シスコでは、本脆弱性に対処するファームウェア アップデートをリリースしています。 この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://tools.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20171018-sip1
該当製品
脆弱性のある製品
この脆弱性は、ファームウェア リリース 7.6.2SR1 以前を実行している Cisco Small Business SPA50x および SPA51x シリーズ IP Phone、およびファームウェア リリース 7.6.2SR3 以前を実行している SPA52x シリーズ IP Phone に影響します。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
回避策
修正済みソフトウェア
シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェア アップデートを提供しています。 お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ライセンスをご購入いただいたソフトウェア バージョンとフィーチャ セットに対してのみとなります。 そのようなソフトウェア アップグレードをインストール、ダウンロードする、または、アクセスしたり、その他の方法で使用する場合、お客様は以下のリンクに記載されたシスコのソフトウェア ライセンスの条項に従うことに同意したことになります。
http://www.cisco.com/en/US/docs/general/warranty/English/EU1KEN_.html
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。 通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。 無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、Cisco Security Advisories and Alerts ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。 不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンス プロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したがシスコのサービス契約をご利用いただいていない場合、また、サードパーティ ベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、Cisco TAC に連絡してアップグレードを入手してください。
http://www.cisco.com/en/US/support/tsd_cisco_worldwide_contacts.html
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
修正済みリリース
Cisco Small Business SPA50x シリーズ IP フォンおよび Cisco Small Business SPA51x シリーズ IP フォンに対しては、ファームウェア リリース 7.6.2SR2 以降で、本脆弱性を修正しています。 Cisco.com の Software Center にアクセスして最新のファームウェア リリースにアップグレードしてください。[すべて] を参照し、[コラボレーション エンドポイント(Collaboration Endpoints)] > [IP フォン(IP Phones)] > [Small Business SPA500 シリーズ IP Phone(Small Business SPA500 Series IP Phones)] > [IP フォン モデル(IP phone model)] > [IP 電話ファームウェア(IP Telephone Firmware)] の順にアクセスして入手できます。
Cisco Small Business SPA51x シリーズ IP Phone に対しては、ファームウェア リリース 7.6.2SR4 以降で、本脆弱性を修正しています。 Cisco.com の Software Center にアクセスして最新のファームウェア リリースにアップグレードしてください。[すべて] を参照し、[コラボレーション エンドポイント(Collaboration Endpoints)] > [IP フォン(IP Phones)] > [Small Business SPA500 シリーズ IP Phone(Small Business SPA500 Series IP Phones)] > [IP フォン モデル(IP phone model)] > [IP 電話ファームウェア(IP Telephone Firmware)] の順にアクセスして入手できます。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)では、本アドバイザリに記載されている脆弱性のエクスプロイト事例やその公表を確認していません。
出典
この脆弱性は内部テストで発見されました。
URL
改訂履歴
Version | Description | Section | Status | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.1 | SPA52x シリーズの脆弱性のあるリリースおよび修正済みリリースの情報を更新。 | 該当製品および修正済みリリース | Final | 2018 年 4 月 27 日 |
1.0 | 初回公開リリース | — | Interim | 2017 年 10 月 18 日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
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