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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
この脆弱性は、該当デバイスのスクリプティングサンドボックス内の特定のPython関数に渡されるユーザ指定パラメータのサニタイズが不十分であることに起因します。攻撃者は、この脆弱性を不正利用してスクリプティングサンドボックスをエスケープし、認証されたユーザの権限を使用して基盤となるオペレーティングシステムで任意のコマンドを実行する可能性があります。
この脆弱性を不正利用するには、攻撃者はローカルアクセスを持ち、管理権限またはPython実行権限を使用してターゲットデバイスに対して認証される必要があります。これらの要件により、不正利用が成功する可能性が制限される可能性があります。
この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20171018-ppe
該当製品
脆弱性のある製品
マルチレイヤ ディレクタ スイッチ
Nexus 2000 シリーズ ファブリック エクステンダ
Nexus 3000 シリーズ スイッチ
Nexus 3500 プラットフォーム スイッチ
Nexus 5000 シリーズ スイッチ
Nexus 5500 プラットフォーム スイッチ
Nexus 5600 プラットフォーム スイッチ
Nexus 6000 シリーズ スイッチ
Nexus 7000 シリーズ スイッチ
Nexus 7700 シリーズ スイッチ
Nexus 9000シリーズスイッチ:スタンドアロン、NX-OSモード
Nexus 9500 R シリーズ ラインカードおよびファブリック モジュール
該当するソフトウェアリリースの詳細については、このアドバイザリの冒頭にあるCisco Bug IDを参照してください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
シスコは、この脆弱性が以下のシスコ製品には影響を与えないことを確認しました。
Firepower 2100 シリーズ
Firepower 4100 シリーズ次世代ファイアウォール
Firepower 9300 セキュリティ アプライアンス
Nexus 1000V シリーズ スイッチ
Nexus 9000シリーズファブリックスイッチ:ACIモード
Unified Computing Systemマネージャ
他のシスコ製品において、このアドバイザリの影響を受けるものは現在確認されていません。
回避策
修正済みソフトウェア
修正済みソフトウェア リリースの詳細については、本アドバイザリ上部の Cisco Bug ID を参照ください。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、[シスコのセキュリティアドバイザリおよびアラート(Cisco Security Advisories and Alerts)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
次の表に、影響を受ける製品と関連するCisco Bug IDを示します。
該当製品 | Cisco Bug ID |
---|---|
Nexus 3000 シリーズ スイッチ | 0.CSCve97102 |
Nexus 3500 プラットフォーム スイッチ | CSCvf12757、CSCvf12804 |
Nexus 2000 シリーズ ファブリック エクステンダ Nexus 5000 シリーズ スイッチ Nexus 5500 プラットフォーム スイッチ Nexus 5600 プラットフォーム スイッチ Nexus 6000 シリーズ スイッチ |
CSCvf12815、CSCvf15198 |
Nexus 7000 シリーズ スイッチ Nexus 7700 シリーズ スイッチ マルチレイヤ ディレクタ スイッチ |
CSCvb86832、CSCvd86474、CSCvd86484、CSCvd86479、CSCvd86490 |
Cisco Nexus 9000 シリーズ スイッチ(スタンドアロン、NX-OS モード) | 0.CSCve97102 |
Cisco Nexus 9500 Rシリーズラインカードおよびファブリックモジュール | 0.CSCve97102 |
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
シスコは、この脆弱性を発見し、報告していただいたネットワークエンジニアのCody Winkler氏に感謝いたします。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2017 年 10 月 18 日 |
利用規約
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