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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
この脆弱性は、GUI の接続状況やプロトコルに変更があった場合に、該当するデバイスで HTTP の入力が不完全に検証されることに起因しています。攻撃者は、該当デバイスのLobby AdministratorユーザとしてワイヤレスコントローラのGUIで認証され、その後GUIへの接続の状態またはプロトコルを変更することで、この脆弱性をエクスプロイトする可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は特権レベルを管理者に昇格させ、該当デバイスのフルコントロールを取得できる可能性があります。
シスコでは、本脆弱性に対処するソフトウェア アップデートをリリースしていません。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20170927-ngwc
該当製品
脆弱性のある製品
Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 3.7.0E、3.7.1E、3.7.2E、3.7.3E、3.7.4E、3.7.5E を実行している場合、次の Cisco 製品で本脆弱性の影響を受けます。
- Cisco 5760 ワイヤレス LAN コントローラ
- Cisco Catalyst 4500E Supervisor Engine 8-E(ワイヤレス)スイッチ
- Cisco New Generation Wireless Controllers(NGWC)3850
デバイス上で実行されている Cisco IOS XE ソフトウェア リリースは、管理者がデバイスにログインして、CLI で show version コマンドを実行し、表示されるシステム バナーを参照することにより確認できます。
次に、Cisco IOS XEソフトウェアリリース3.7.5Eを実行しているCisco 5760シリーズワイヤレスLANコントローラでのshow versionコマンドの出力例を示します。
Router> show version Cisco IOS Software, IOS-XE Software, 5700 Series Wireless LAN Controller Software (CT5760-IPSERVICESK9-M), Version 03.07.5E Technical Support: http://www.cisco.com/techsupport Copyright (c) 1986-2016 by Cisco Systems, Inc.
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Cisco IOS XE ソフトウェアリリースの命名と番号付けの規則に関する詳細は、『White Paper: Cisco IOS and NX-OS Software Reference Guide』を参照してください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
シスコは、この脆弱性が Cisco IOS XE ソフトウェア 3.6E リリース トレインには影響を与えないことを確認しました。また、この脆弱性が Cisco IOS ソフトウェア、Cisco IOS XR ソフトウェア、Cisco NX-OS ソフトウェアには影響を与えないことも確認しました。
さらに、この脆弱性は Cisco Catalyst 3650 シリーズ スイッチにも影響を及ぼさないことを確認しました。
回避策
修正済みソフトウェア
シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処するソフトウェア アップデートを提供していません。
インストールやサポートの提供を受けられるシスコ製品は、正式なライセンスを持つソフトウェア バージョンと機能セットに限定されます。そのようなソフトウェアアップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は以下のリンクに記載されたシスコのソフトウェアライセンスの条項に従うことに同意したことになります。
https://www.cisco.com/en/US/docs/general/warranty/English/EU1KEN_.html
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、[シスコのセキュリティアドバイザリおよびアラート(Cisco Security Advisories and Alerts)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したが Cisco Service Contract をご利用いただいていない場合、また、サードパーティベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを POS から入手できない場合は、Cisco TAC に連絡してアップグレードを入手してください。
https://www.cisco.com/en/US/support/tsd_cisco_worldwide_contacts.html
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
修正済みリリース
この脆弱性に対処する上での最善の選択肢を確認するには、シスコ TAC までお問い合わせください。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
この脆弱性は Cisco TAC サポートケースの解決中に発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
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1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2017 年 9 月 27 日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
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