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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
この脆弱性は、PGMプロトコルパケットのフィールドの不適切な入力検証に起因します。攻撃者は、巧妙に細工されたPGMパケットを該当デバイスの検出エンジンに送信することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。このエクスプロイトにより、Snort プロセスが再起動され、トラフィック検査がパイパスされるかトラフィックがドロップされた場合、攻撃者が DoS の状況を生じさせる可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20170419-fpsnort
該当製品
脆弱性のある製品
- FirePOWER サービスを使用する適応型セキュリティ アプライアンス(ASA)5500-X シリーズ
- 次世代ファイアウォール製品群を使用する適応型セキュリティ アプライアンス(ASA)5500-X シリーズ
- ネットワーク向け Advanced Malware Protection(AMP)7000 シリーズ アプライアンス
- ネットワーク向け Advanced Malware Protection(AMP)8000 シリーズ アプライアンス
- FirePOWER 4100 シリーズ セキュリティ アプライアンス
- FirePOWER 7000 シリーズ アプライアンス
- FirePOWER 8000 シリーズ アプライアンス
- FirePOWER 9300 シリーズ セキュリティ アプライアンス
- サービス統合型ルータ(ISR)向け FirePOWER Threat Defense
- Industrial Security Appliance 3000
- Sourcefire 3D システム アプライアンス
- VMware 向け仮想次世代侵入防御システム(NGIPSv)
- Policies > Access Control > Malware and Fileの順に選択します。システムに設定されたファイル アクション ポリシーのリストがダッシュボードに表示されます。
- ポリシーの横にあるReportアイコンをクリックして、ポリシーに現在保存されている設定の詳細を表示します。
この脆弱性は、オープンソースのSnortプロジェクトにも影響を与えます。詳細については、Snort の Web サイトを参照してください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
シスコは、この脆弱性が以下のシスコ製品には影響を与えないことを確認しました。
- 適応型セキュリティ アプライアンス(ASA)ソフトウェア
- Firepower Management Center
- 侵入防御システム(IPS)ソフトウェア
- Meraki MXセキュリティアプライアンス
- サービス統合型ルータ(ISR)向け Snort IPS
詳細
FirePOWERプラットフォーム
- パッシブ インターフェイスおよびバイパス インターフェイスでは、Snort による検査がバイパスされ、トラフィックがデバイスを通過します。
- ルーティング インターフェイス、スイッチング インターフェイス、非バイパス インターフェイスでは、トラフィックがドロップされ、デバイスを通過しません。
- Firepower Threat Defense(TFD)では、トラフィックがドロップされ、デバイスを通過しません。
回避策
修正済みソフトウェア
http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/general/warranty/English/EU1KEN_.html
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、[シスコのセキュリティアドバイザリおよびアラート(Cisco Security Advisories and Alerts)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したが Cisco Service Contract をご利用いただいていない場合、また、サードパーティベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを POS から入手できない場合は、Cisco TAC に連絡してアップグレードを入手してください。
http://www.cisco.com/en/US/support/tsd_cisco_worldwide_contacts.html.
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
修正済みリリース
この脆弱性は、Cisco Firepowerシステムソフトウェアの次のリリースで対処されています。
- 5.4.0.10
- 5.4.1.9
- 6.0.1.3
- 6.1.0
- 6.2.0
FirePOWER システム ソフトウェアをアップグレードするには、次の方法のいずれかを使用します。
- Firepower Management Center(FMC)では、修正済みリリースのソフトウェアをインストールし、インストール後にアクセスコントロールポリシーを再適用する必要があります。インストールされる Snort のバージョンは、FMC のソフトウェア リリースにより異なります。
- Adaptive Security Device Manager(ASDM)またはFirepower Device Manager(FDM)を使用している場合は、修正済みリリースのソフトウェアにアップグレードし、インストール後にアクセス制御ポリシーを再適用する必要があります。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
出典
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2017 年 4 月 19 日 |
利用規約
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