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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
この脆弱性は、特定の要求に対する内部ハンドラの欠落に起因します。攻撃者は、Web管理インターフェイス上の特定の隠しURLにアクセスすることで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者はデバイスのリロードを引き起こし、その結果DoS状態が発生する可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20170405-wlc3
該当製品
脆弱性のある製品
デバイスで実行されている Cisco WLC ソフトウェアのリリースを確認するには、管理者は Web インターフェイスか CLI を使用します。
Web インターフェイスを使用する場合は、Web インターフェイスにログインして Monitor タブをクリックし、次に左ペインの Summary をクリックします。[ソフトウェア バージョン(Software Version)] フィールドに、デバイスで現在実行されているソフトウェアのリリース番号が表示されます。
CLI を使用する場合は、show sysinfo コマンドを実行し、次にコマンド出力の Product Version フィールドの値を参照して下さい。次の例は Cisco WLC ソフトウェア リリース 8.3.102.0 を実行するデバイスのコマンド出力を示したものです。
(5500-4) >show sysinfo Manufacturer's Name.............................. Cisco Systems Inc. Product Name..................................... Cisco Controller Product Version.................................. 8.3.102.0 Bootloader Version............................... 1.0.1 Field Recovery Image Version..................... 6.0.182.0 Firmware Version................................. FPGA 1.3, Env 1.6, USB console 1.27 Build Type....................................... DATA + WPS . . .
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
回避策
修正済みソフトウェア
シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェアアップデートをリリースしています。お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ライセンスをご購入いただいたソフトウェア バージョンとフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェアアップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は以下のリンクに記載されたシスコのソフトウェアライセンスの条項に従うことに同意したことになります。
http://www.cisco.com/en/US/docs/general/warranty/English/EU1KEN_.html
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、[シスコのセキュリティアドバイザリおよびアラート(Cisco Security Advisories and Alerts)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成は新規リリースでも継続して適切なサポートが受けられることを確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したが Cisco Service Contract をご利用いただいていない場合、また、サードパーティベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを POS から入手できない場合は、Cisco TAC に連絡してアップグレードを入手してください。
http://www.cisco.com/c/ja_jp/support/web/tsd-cisco-worldwide-contacts.html
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
修正済みリリース
カスタマーは、このセクションの表に沿って、適切なリリースへのアップグレードをおこなってください。本アドバイザリは以下のアドバイザリを含むコレクションの一部です。これらも考慮した上、完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
- cisco-sa-20170405-ame:Cisco Aironet 1830シリーズおよび1850シリーズアクセスポイントにおけるMobility Expressのデフォルトのクレデンシャルの脆弱性
- cisco-sa-20170405-wlc:Cisco Wireless LAN Controller 802.11 WMEのDoS脆弱性
- cisco-sa-20170405-wlc2:Cisco Wireless LAN ControllerのIPv6 UDPにおけるDoS脆弱性
- cisco-sa-20170405-wlc3:Cisco Wireless LAN Controller Management GUIのDenial of Service Vulnerability
次の表では、左の列にシスコ ソフトウェアのメジャー リリースを示します。中央の列が示すのは、本アドバイザリに記載された脆弱性によるメジャー リリースへの影響の有無、また、本脆弱性に対する修正を含む最初のマイナー リリースです。右の列が示すのは、一連のアドバイザリに記載された脆弱性によるメジャー リリースへの影響の有無、およびそれらの脆弱性に対する最新の推奨リリースです。
Cisco Wireless LAN Controller ソフトウェア | この脆弱性に対する最初の修正リリース |
この脆弱および一連のアドバイザリに記載されているすべての脆弱性に関する推奨リリース |
---|---|---|
Prior to 8.0 |
脆弱性なし |
8.0.140.0 |
8.0 | 脆弱性なし |
8.0.140.0 |
8.1 | 脆弱性なし |
8.2.141.0 |
8.2 | 脆弱性なし |
8.2.141.0 |
8.3 | 8.3.111.0 | 8.3.112.0 |
8.4 | 脆弱性なし |
8.4.100.0 (future release) |
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
本脆弱性は、シスコ内部でのセキュリティ テストによって発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | â | Final | 2017 年 4 月 5 日 |
利用規約
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