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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
この脆弱性は、libclamavライブラリによる入力ファイルの不適切な解析に起因します。攻撃者は、該当システムのAMP ClamAVライブラリからのスキャンをトリガーする巧妙に細工されたドキュメントを送信することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者はAMPプロセスを再起動できる可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは次のリンクで確認できます。https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20160531-wsa-esa
該当製品
脆弱性のある製品
- Clam AntiVirus(ClamAV)
- E メール セキュリティ アプライアンス(ESA)
- Web セキュリティ アプライアンス(WSA)
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
- ネットワーク、7000および8000シリーズアプライアンス向けAdvanced Malware Protection
- AnyConnect セキュア モビリティ クライアント
- ASA 5500-X with FirePOWER Services シリーズ
- クラウド Web セキュリティ
- コンテンツセキュリティ管理アプライアンス(SMA)
- FireAMP
- Firepower 4100 シリーズ
- FirePOWER 7000 シリーズ アプライアンス
- FirePOWER 8000 シリーズ アプライアンス
- Firepower 9300 シリーズ
回避策
修正済みソフトウェア
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成は新規リリースでも継続して適切なサポートが受けられることを確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
この脆弱性は、次のCisco AsyncOSソフトウェアリリースで対処されています。
- Cisco ESAでは9.7.0-125以降
- Cisco WSAでは9.0.1-135以降
- Cisco WSAでは9.1.1-041以降
この脆弱性は、ClamAVリリース0.99以降でも対処されています。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
出典
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2016 月 5 月 31 日 |
利用規約
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