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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
この脆弱性は、APICファイルシステムでのアクセス制御の不適切な実装に起因します。攻撃者は、APICのクラスタ管理設定にアクセスすることで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。この不正利用により、攻撃者はrootユーザとしてAPICにアクセスし、rootレベルのコマンドを実行できる可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20150722-apic
該当製品
脆弱性のある製品
- 1.1(1j)、1.0(3o)、および1.0(4o)より前のソフトウェアバージョンを実行するApplication Policy Infrastructure Controller(APIC)。
- リリース11.1(1j)より前のソフトウェアバージョンおよび11.0(4o)を実行しているCisco Nexus 9000シリーズACIモードスイッチ
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
詳細
Cisco Application Policy Infrastructure Controller(APIC)およびCisco Nexus 9000スイッチのACIモードスイッチのクラスタ管理設定における脆弱性により、認証されたリモートの攻撃者がrootユーザとしてAPICにアクセスする可能性があります。
この脆弱性は、APICファイルシステムでのアクセス制御の不適切な実装に起因します。攻撃者は、APICのクラスタ管理設定にアクセスすることで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。この不正利用により、攻撃者はrootユーザとしてAPICにアクセスし、rootレベルのコマンドを実行できる可能性があります。
この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCuu72094(登録ユーザ専用)およびCSCuv11991(登録ユーザ専用)として文書化され、Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)IDとしてCVE-2015-4235が割り当てられています。
Cisco はこの脆弱性に対処する無償のソフトアップデートをリリースしました。 このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20150722-apic
回避策
修正済みソフトウェア
ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt の Cisco Security Advisories, Responses, and Alerts アーカイブや、後続のアドバイザリを参照して侵害の可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
この脆弱性は、内部でのセキュリティ評価中にシスコに報告されたものです。
URL
改訂履歴
リビジョン 1.0 | 2015年7月22日 | 初回公開リリース |
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