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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
- Cisco TelePresence TCおよびTEソフトウェアの認証バイパスの脆弱性
- Cisco TelePresence TCおよびTEソフトウェアにおける巧妙に細工されたパケットによるDoS脆弱性
Cisco TelePresence TCおよびTEソフトウェア認証バイパスの脆弱性の不正利用に成功すると、攻撃者がシステム認証をバイパスし、rootユーザの権限を使用してデバイスにアクセスできる可能性があります。
Cisco TelePresence TCおよびTEソフトウェアの巧妙に細工されたパケットによるサービス妨害(DoS)の脆弱性が不正利用されると、攻撃者がいくつかのプロセスを再起動し、該当システムのリロードを引き起こす可能性があります。
シスコはこれらの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。これらの脆弱性を軽減する回避策はありません。このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20150513-tc
該当製品
脆弱性のある製品
- Cisco TelePresence MX Series
- Cisco TelePresence System EX シリーズ
- Cisco TelePresence Integrator C Series
- Cisco TelePresence Profilesシリーズ
- Cisco TelePresence Quick Setシリーズ
- Cisco TelePresence システム T シリーズ
- Cisco TelePresence VX Clinical Assistant
注:Cisco TelePresence TEソフトウェアは、Cisco TelePresence System EXシリーズデバイスで実行されている場合にのみ、この脆弱性の影響を受けます。
Cisco TelePresence System Tシリーズに対する修正はありません。
Cisco TelePresence System Tシリーズのサポートは終了しています。Cisco TelePresence System Tシリーズをご使用のお客様は、シスコの担当者にお問い合わせいただき、交換部品を入手することをお勧めします。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
詳細
Cisco TelePresence TCおよびTEソフトウェアの認証コードにおける脆弱性により、ブロードキャストドメインまたはコリジョンドメイン内、またはシステムへの物理アクセスを持つ認証されていない攻撃者が、認証をバイパスし、該当システムへのルートユーザアクセスを取得する可能性があります。
この脆弱性は、内部サービスの認証および許可制御の不適切な実装に起因します。攻撃者は、該当サービスに接続することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。
この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCub67651(登録ユーザ専用)として文書化され、Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)IDとしてCVE-2014-2174が割り当てられています
Cisco TelePresence TCおよびTEソフトウェアにおける巧妙に細工されたパケットによるDoS脆弱性
Cisco TelePresence TCおよびTEソフトウェアのネットワークドライバの脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者が複数のプロセスの再起動を引き起こし、場合によっては該当システムのリロードを引き起こす可能性があります。
この脆弱性は、フラッド制御の不十分な実装に起因します。攻撃者は、巧妙に細工されたIPパケットを大量に送信することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。
この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCuj68952(登録ユーザ専用)として文書化され、CVE ID CVE-2015-0722が割り当てられています。
回避策
修正済みソフトウェア
ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt の Cisco Security Advisories, Responses, and Alerts アーカイブや、後続のアドバイザリを参照して侵害の可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
Cisco TelePresence System Tシリーズに対する修正はありません。
Cisco TelePresence System Tシリーズのサポートは終了しています。Cisco TelePresence System Tシリーズをご使用のお客様は、シスコの担当者にお問い合わせいただき、交換を行ってください。
「修正済みCisco TelePresence TCおよびTEソフトウェアの巧妙に細工されたパケットによるサービス拒否(DoS)の脆弱性」は、Cisco TelePresence TCリリース7.3.2以降で修正されています。Cisco TelePresence TEソフトウェアの修正はありません。Cisco TelePresence TEソフトウェアを実行しているお客様は、Cisco TelePresence TCリリース7.3.2以降にアップグレードする必要があります。
Cisco TelePresence TCリリース7.3.2は、このアドバイザリに記載された両方の脆弱性に対する修正を含むリリースです。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
このアドバイザリに記載されている脆弱性は、いずれも社内テストおよび製品セキュリティレビューで発見されたものです。
URL
改訂履歴
リビジョン 1.0 | 2015年5月13日 | 初回公開リリース |
利用規約
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