Critical
Critical
日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
この脆弱性は、Webフレームワークによる認証要求の不適切な処理に起因します。攻撃者は、認証要求を傍受、変更、および再送信することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。この脆弱性の不正利用に成功すると、攻撃者は該当デバイスのWebベースの管理インターフェイスに管理レベルでアクセスできる可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。現在、この脆弱性を軽減する既知の回避策はありません。このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20140305-rpd
該当製品
脆弱性のある製品
- ファームウェアバージョン1.2.0.9以前を実行しているCisco RV110W Wireless-N VPNファイアウォール
- ファームウェアバージョン1.1.0.5以前を実行しているCisco RV215W Wireless-N VPNルータ
- ファームウェアバージョン1.0.1.19以前を実行しているCisco CVR100W Wireless-N VPNルータ
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
詳細
この脆弱性は、Webフレームワークによる認証要求の不適切な処理に起因します。攻撃者は、認証要求を傍受、変更、および再送信することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。この脆弱性の不正利用に成功すると、攻撃者は該当デバイスのWebベースの管理インターフェイスに管理レベルでアクセスできるようになります。
この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCul94527(登録ユーザ専用)、CSCum86264(登録ユーザ専用)、およびCSCum86275(登録ユーザ専用)として文書化され、Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)としてCVE-2014-0683が3割0されています。
回避策
修正済みソフトウェア
シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処するRV110W、RV215W、およびCVR100W向けの無償ソフトウェアアップデートを次のリンクでリリースしています。
Cisco CVR100W Wireless-N VPNルータファームウェアバージョン1.0.1.21:
http://software.cisco.com/download/release.html?mdfid=284758089&flowid=43303&softwareid=282487380&release=1.0.1.21&relind=AVAILABLE&rellifecycle=&reltype=latest
Cisco RV110W Wireless-N VPNファイアウォールファームウェアバージョン1.2.0.10:
http://software.cisco.com/download/release.html?mdfid=283879340&softwareid=282487380&release=1.2.0.10&relind=AVAILABLE&rellifecycle=&reltype=latest
Cisco RV215W Wireless-N VPNルータファームウェアバージョン1.1.0.6:
http://software.cisco.com/download/release.html?mdfid=284436489&softwareid=282487380&release=1.1.0.6&relind=AVAILABLE&rellifecycle=&reltype=latest&i=rm
ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt のシスコ セキュリティ アドバイザリ、応答、および通知のアーカイブや、後続のアドバイザリを参照して侵害の可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
この脆弱性はGustavo Javier Speranza氏によってシスコに報告されました。シスコは、この脆弱性を報告していただいた同氏に感謝いたします。
URL
改訂履歴
リビジョン 1.0 | 2014年3月5日 | 初版リリース |
利用規約
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