Critical
Critical
日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
この脆弱性は、インストール時に作成されるデフォルトのrootユーザアカウントに起因します。攻撃者は、デフォルトのアカウントクレデンシャルを使用してサーバのコマンドラインインターフェイス(CLI)にリモートでアクセスすることにより、この脆弱性を不正利用する可能性があります。この不正利用により、攻撃者はデフォルトのクレデンシャルでログインし、システムに完全な管理者権限を付与できる可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。
これらの脆弱性に対しては回避策がありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20140219-ucsd
該当製品
脆弱性のある製品
デバイスで実行されているソフトウェアのバージョンを確認するには、管理者がCLIにログインして、シェルメニューからshow versionコマンドを発行します。次の情報が表示されます。
Cisco UCS-D
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Version : 4.0.0.2
Build Number : 22
Press return to continue ...
管理者は、Administrative PortalにログインしてAdministration > System Administration > Support Information > System Information and Logsの順に選択し、ソフトウェアのバージョンを確認することもできます。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
詳細
この脆弱性は、インストール時に作成されるデフォルトのrootユーザアカウントに起因します。攻撃者は、デフォルトのアカウントクレデンシャルを使用してサーバのコマンドラインインターフェイス(CLI)にリモートでアクセスすることにより、この脆弱性を不正利用する可能性があります。この不正利用により、攻撃者はデフォルトのクレデンシャルでログインし、システムに完全な管理者権限を付与できる可能性があります。
Cisco UCS DirectorのCLIには、セキュアシェル(SSH)からアクセスできます。
この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCui73930(登録ユーザ専用)として文書化され、Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)IDとしてCVE-2014-0709が割り当てられています。
回避策
この脆弱性を軽減する回避策はありません。デフォルトのクレデンシャルを無効にしたり、デフォルトパスワードを変更したりすることはできません。
このアドバイザリに記載されている脆弱性の緩和策については、このアドバイザリに関連するApplied Mitigation Bulletin(AMB)を参照してください。https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/viewAMBAlert.x?alertId=32757
修正済みソフトウェア
ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt のシスコ セキュリティ アドバイザリ、応答、および通知のアーカイブや、後続のアドバイザリを参照して侵害の可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
この脆弱性は、Cisco UCS Directorリリースのホットフィックス4.0.0.3以降で修正されています。
Cisco UCS Directorリリースのホットフィックス4.0.0.3は、Cisco.comのSoftware Center(http://www.cisco.com/cisco/software/navigator.html)からダウンロードできます。 ファイルにアクセスするには、Products > Servers - Unified Computing > Cisco UCS Director > Cisco UCS Director 4.0 > UCS Director Virtual Appliance Software-4の順に選択します
Cisco UCS Directorリリースのホットフィックス4.0.0.3以降では、デフォルトのクレデンシャルのパスワードを変更するように求められます。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
この脆弱性は、シスコ内部でのセキュリティテストによって発見されました。
URL
改訂履歴
リビジョン 1.1 | 2014年2月26日 | アドバイザリのメタデータを更新。 |
リビジョン 1.0 | 2014年2月19日 | 初回公開リリース |
利用規約
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