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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20131106-waasm
該当製品
脆弱性のある製品
Cisco WAAS Mobileサーバのソフトウェアバージョンは、最初にWeb管理インターフェイスにアクセスして確認できます。ソフトウェアバージョン番号はヘッダーの右側にあります。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
- Cisco WAAS
- Cisco WAAS Express(日本未発売)
注:この脆弱性は、クライアントにインストールされているCisco WAAS Mobileソフトウェアコンポーネントには影響しません。
詳細
Cisco WAAS MobileサーバのWeb管理インターフェイスの脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者が該当システムで任意のコードを実行する可能性があります。
この脆弱性は、HTTP POST要求の本文でユーザが指定したデータの検証が不十分であることに起因します。攻撃者は、不正なディレクトリトラバーサルを引き起こす可能性のあるコンテンツのアップロードを目的としたHTTP POST要求を巧妙に細工することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。この不正利用により、攻撃者はIIS Webサーバの権限を使用してWAAS Mobileサーバ上で任意のコードを実行する可能性があります。
注:脆弱性のあるコンポーネントはWeb管理インターフェイスに属しますが、複数のCisco WAAS Mobileサーバを使用する導入では、Managerロールを実行しWeb管理インターフェイスをホストするサーバだけでなく、すべてのサーバに脆弱性が存在します。
注:この脆弱性は、クライアントにインストールされているソフトウェアコンポーネントには影響しません。
この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCuh69773(登録ユーザ専用)として文書化され、Common Vulnerabilities and Exposure(CVE)IDとしてCVE-2013-5554が割り当てられています
回避策
修正済みソフトウェア
この脆弱性は、Cisco WAAS Mobileバージョン3.5.5以降で修正されています。
ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt のシスコ セキュリティ アドバイザリ、応答、および通知のアーカイブや、後続のアドバイザリを参照して侵害の可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
この脆弱性は、HPのZero Day Initiativeに協力しているAndrea Micalizzi(別名rgod)氏によってシスコに報告されました。
URL
改訂履歴
リビジョン 1.0 | 2013年11月6日 | 初回公開リリース |
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