Critical
Critical
日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
この脆弱性は、EAP-FAST認証に使用されるユーザIDの不適切な解析に起因します。攻撃者は、巧妙に細工されたEAP-FASTパケットを該当デバイスに送信することにより、この脆弱性を不正利用する可能性があります。この不正利用により、攻撃者はCisco Secure ACSサーバで任意のコマンドを実行し、該当サーバを完全に制御できる可能性があります。
この脆弱性に対する回避策はありません。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20130828-acs
該当製品
脆弱性のある製品
Cisco Secure ACSは、TACACS+サーバとしてのみ設定されている場合、EAP-FAST認証方式をサポートせず、脆弱ではありません。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
他のシスコ製品において、このアドバイザリの影響を受けるものは現在確認されていません。
詳細
この脆弱性は、EAP-FAST認証に使用されるユーザIDの不適切な解析に起因します。攻撃者は、巧妙に細工されたEAP-FASTパケットを該当デバイスに送信することにより、この脆弱性を不正利用する可能性があります。この不正利用により、攻撃者はCisco Secure ACSサーバで任意のコマンドを実行し、該当サーバを完全に制御できる可能性があります。
コマンドは、Microsoft Windows上で動作するCisco Secure ACS認証サービスのシステムユーザのコンテキストで実行されます。
Cisco Secure ACSは、EAP-FAST認証に標準のRADIUS UDPポート1812または1645を使用します。
この脆弱性は、Cisco Secure ACSに関するCisco Bug ID CSCui57636(登録ユーザ専用)として文書化され、Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)IDとしてCVE-2013-3466が割り当てられています。
回避策
この脆弱性に対する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt のシスコ セキュリティ アドバイザリ、応答、および通知のアーカイブや、後続のアドバイザリを参照して侵害の可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
この脆弱性は、Cisco Secure ACS for Windowsリリース4.2.1.15.11で最初に修正されています。
Cisco Secure ACS for Windowsは、Cisco.comのSoftware Centerからhttp://www.cisco.com/cisco/software/navigator.htmlにアクセスし、Products > Security > Access Control and Policy > Policy and Access Management > Cisco Secure Access Control Server for Windowsの順に選択してダウンロードできます
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
この脆弱性は、McAfeeおよびFoundstone Professional ServicesのBrad Antoniewicz氏によってシスコに報告されました。 シスコは、この脆弱性を報告いただき、弊社と連携しての公開にご協力いただいたAntoniewicz氏に感謝いたします。
URL
改訂履歴
リビジョン 1.0 | 2013年8月28日 | 初版リリース |
利用規約
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