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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
この脆弱性は、確立されたTCP接続の不適切なクローズに起因します。攻撃者は、巧妙に細工されたTCP ACKおよびFINパケットのシーケンスを該当デバイスに送信することにより、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者はACKストームを引き起こし、ネットワークとCPUの使用率が過剰になる可能性があります。
シスコはセキュリティ通知でこの脆弱性を確認し、ソフトウェアアップデートをリリースしました。
この脆弱性を不正利用するには、攻撃者は一連のTCP ACKおよびFINパケットをターゲットシステムに送信する必要があります。この目的を達成するには、攻撃者が信頼できる内部ネットワークリソースにアクセスする必要があります。このアクセス要件により、エクスプロイトが成功する可能性が低くなります。
シスコはCVSSスコアを通じて、機能的なエクスプロイトコードが存在することを示していますが、このコードが一般に公開されることは確認されていません。
該当製品
脆弱性のある製品
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
回避策
ネットワークデバイスへの不正な直接通信を防止することが重要です。偵察攻撃やDoS攻撃から保護するために、ネットワークインフラストラクチャ宛てのネットワークトラフィックを制限します。設定の詳細については、『コアの保護:インフラストラクチャ保護ACL』を参照してください。
個々のデバイスのCPUパフォーマンスに直接影響を与える可能性がある攻撃の影響を軽減することで、デバイス間の通信の中断を防止します。コントロールプレーンの強化のベストプラクティスについては、『Cisco IOSデバイスの強化に関するガイド』を参照してください。
サービス拒否攻撃を軽減するには、ハードウェアレートリミッタ機能を適用して、CPU処理を必要とするパケットを制限します。特定の設定手順については、ベンダーのマニュアルを参照してください。ハードウェアレート制限の設定の詳細については、『Cisco Catalyst 6500 Denial of Service(DoS)Protection Configuration Guide』を参照してください。
影響を受けるシステムを監視することを推奨します。
修正済みソフトウェア
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
1.0 | 初版リリース | 適用外 | Final | 2013年9月3日 |
利用規約
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