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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
この脆弱性は、Cisco Unified CMによるユーザ指定の要求の検証が不適切なことに起因します。攻撃者は、SQLコマンドを挿入することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。この不正利用により、攻撃者はメタデータを活用してデータベース内に暗号化された情報を再作成できる可能性があります。このメタデータは、暗号化されたクレデンシャルの再構築に使用できます。
この脆弱性の不正利用のデモを実施するための概念実証コードが公開されています。
シスコはセキュリティアドバイザリでこの脆弱性を確認し、一時的な修正をリリースしました。
この脆弱性を不正利用するには、攻撃者が信頼できる内部ネットワークにアクセスし、巧妙に細工された要求を該当ソフトウェアに送信する必要がある場合があります。このアクセス要件により、エクスプロイトが成功する可能性が制限される可能性があります。
Cisco Unified CMバージョン8.0は、2012年10月23日にソフトウェアメンテナンスが終了しています。Cisco Unified CM 8.0(x)バージョンをご使用のお客様は、サポートされているCisco Unified CMのバージョンへのアップグレードに関してシスコサポートチームにお問い合わせください。
脆弱性が確認されている製品はCisco Unified CMのみです。その他の音声製品は、アドバイザリに記載されている個別の脆弱性の1つ以上の影響を受ける可能性があります。次の製品は調査中ですが、脆弱性が存在することは確認されていません。
- Cisco Emergency Responder
- Cisco Unified Contact Center Express
- Cisco Unified Customer Voice Portal
- Cisco Unified Presence Server/Cisco IM and Presenceサービス
- Cisco Unity Connection
該当製品
脆弱性のある製品
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
回避策
今後のアップデートやリリースについては、ベンダーに問い合わせることをお勧めします。
Cisco Applied Intelligenceチームは、更新されたソフトウェアを適用する前に、この脆弱性を悪用しようとする攻撃を識別して緩和するために管理者をガイドする次の関連文書を作成しました: Identifying and Mitigating Exploitation of the Multiple Vulnerabilities in Cisco Unified Communications Manager
SQLインジェクションの攻撃と防御の詳細については、「SQLインジェクションについて」を参照してください。
管理者は、信頼できるユーザだけにネットワークアクセスを許可することを推奨します。
管理者は、IPベースのアクセスコントロールリスト(ACL)を使用して、信頼できるシステムだけが該当システムにアクセスできるようにすることを検討できます。
影響を受けるシステムを監視することを推奨します。
修正済みソフトウェア
該当ソフトウェアのユーティリティセクションのソフトウェアダウンロードページに、Cisco Options Package(COP)ファイルcmterm-CSCuh01051-2.cop.sgnがリリースされています。9.1(x)バージョン用のCOPファイルは、ソフトウェアダウンロードページで次のパスに移動すると見つかります。
[製品] > [音声およびユニファイドコミュニケーション] > [IPテレフォニー] > [ユニファイドコミュニケーションプラットフォーム] > [Cisco Unified Communications Manager] > [Cisco Unified Communications Managerバージョン9.1] > [Unified Communications Manager/CallManager/Cisco Unity Connection Utilities-COP-Files]
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
1.0 | 初版リリース | 適用外 | Final | 2013年7月17日 |
利用規約
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