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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
- Cisco Unified MeetingPlace Web ConferencingのSQLインジェクションの脆弱性
- Cisco Unified MeetingPlace Web Conferencingのバッファオーバーランの脆弱性
Cisco Unified MeetingPlace Web ConferencingのSQLインジェクションの脆弱性が不正利用されると、認証されていないリモートの攻撃者がStructured Query Language(SQL)コマンドを送信して、MeetingPlaceデータベースにサーバの設定、会議、およびユーザに関する情報を保存する可能性があります。これらのコマンドは、Cisco Unified MeetingPlace Web Conferencingデータベース内の情報の一部を作成、削除、または変更するために使用できます。
Cisco Unified MeetingPlace Web Conferencingのバッファオーバーランの脆弱性が不正利用されると、認証されていないリモートの攻撃者によってバッファオーバーラン状態が発生し、Web Conferencingサーバが応答しなくなる可能性があります。
シスコはこれらの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。これらの脆弱性を軽減する回避策はありません。このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20121031-mp
該当製品
脆弱性のある製品
バージョン | 該当 |
---|---|
7.0 | いいえ |
7.0 | Yes |
7.1 | Yes |
8.0 | Yes |
8.5 | Yes |
次のバージョンのCisco Unified MeetingPlace Web Conferencingには、Cisco Unified MeetingPlace Web Conferencingのバッファオーバーランに関する脆弱性が存在します。
バージョン | 該当 |
---|---|
7.0 | Yes |
7.0 | Yes |
7.1 | Yes |
8.0 | Yes |
8.5 | Yes |
注:バージョン7.0より前のCisco Unified MeetingPlace Web Conferencingは、ソフトウェアメンテナンスが終了しています。7.0より前のバージョンを実行しているお客様は、サポートされているバージョンのCisco Unified MeetingPlaceへのアップグレードに関してシスコサポートチームにお問い合わせください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
詳細
Web Conferencingは、Cisco Unified MeetingPlace会議ソリューションの主要コンポーネントであり、ユーザがアプリケーションやプレゼンテーションを共有したり、会議を管理したりできるようにします。
Cisco Unified MeetingPlace Web ConferencingのSQLインジェクションの脆弱性
Cisco Unified MeetingPlace Web Conferencingサービスには、認証されていないリモートの攻撃者がStructured Query Language(SQL)コマンドを挿入できる可能性のある脆弱性が存在します。SQLコマンドは、MeetingPlace Web Conferencingの内部データベースに格納されているデータの整合性と可用性に影響を与える可能性があります。このデータには、サーバ設定、会議、およびユーザが含まれます。
この脆弱性は、HTTP POSTメソッドを通過する一部のパラメータの検証が不十分であることに起因します。攻撃者は、該当システム宛てのHTTP POST要求に悪意のあるSQLコマンドを挿入することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。この不正利用により、攻撃者はWeb Conferencingデータベースのデータを変更または削除できる可能性があります。
この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCtx08939(登録ユーザ専用)として文書化され、Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)IDとしてCVE-2012-0337が割り当てられています
Cisco Unified MeetingPlace Web Conferencingのバッファオーバーランの脆弱性
Cisco Unified MeetingPlace Web Conferencingサービスには、認証されていないリモートの攻撃者がバッファオーバーラン状態を発生させ、Web Conferencingサーバが応答しなくなる可能性のある脆弱性が存在します。
この脆弱性は、HTTP POST要求の一部のパラメータ値の検証が不十分であることに起因します。攻撃者は、該当システムに送信されるHTTP POST要求の脆弱なパラメータの値を巧妙に細工することで、この脆弱性を不正利用できる可能性があります。この不正利用により、攻撃者はWeb Conferencingサーバを応答不能にする可能性があります。
この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCua66341(登録ユーザ専用)として文書化され、Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)IDとしてCVE-2012-5416が割り当てられています
回避策
修正済みソフトウェア
シスコはこれらの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。
次の表に、ソフトウェアの最初の修正済みリリースを示します。
Cisco Unified MeetingPlace Web ConferencingのSQLインジェクションの脆弱性
脆弱性 |
メジャー リリース | 最初の修正 |
---|---|---|
Cisco Unified MeetingPlace Web ConferencingのSQLインジェクションの脆弱性 – CSCtx08939 |
7.0 | 7.1MR1 |
7.1 | 7.1MR1 | |
8.0 | 8.0MR1パッチ1 |
|
8.5 | 8.5MR3 |
Cisco Unified MeetingPlace Web Conferencingのバッファオーバーランの脆弱性
脆弱性 |
メジャー リリース | 最初の修正 |
---|---|---|
Cisco Unified MeetingPlace Web Conferencingのバッファオーバーランに関する脆弱性 – CSCua66341 |
7.0 | 7.1MR1パッチ1 |
7.1 | 7.1MR1パッチ1 |
|
8.0 | 8.0MR1パッチ1 | |
8.5 | 8.5MR3 |
推奨リリース
次の表に、推奨リリースをすべて示します。これらの推奨リリースには、このアドバイザリに記載されているすべての脆弱性に対する修正が含まれています。シスコでは、これらの推奨リリース、またはそれ以降のリリースにアップグレードすることを推奨します。
メジャー リリース |
推奨リリース |
7.0 | 7.1MR1パッチ1に移行 |
7.1 | 7.1MR1パッチ1 |
8.0 |
8.0MR1パッチ1 |
8.5 | 8.5MR3 |
ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt の Cisco Security Advisories and Responses アーカイブや後続のアドバイザリを参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
Cisco Unified MeetingPlace Web Conferencing SQLインジェクションの脆弱性は、ERNW GmbHのDaniel Mende氏によってシスコに報告されました。
Cisco Unified MeetingPlace Web Conferencingのバッファオーバーランの脆弱性は、内部テスト中に発見されました。
URL
改訂履歴
リビジョン 1.1 | 2012-November-27 | 「脆弱性が存在する製品」セクションを更新して、7.0より前のバージョンがSQLインジェクションの脆弱性の影響を受けないことを示しました。 |
リビジョン 1.0 | 2012年10月31日 | 初回公開リリース |
利用規約
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