日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
CiscoWorks LAN Management Solution(LMS)ソフトウェアには2つの脆弱性があり、認証されていないリモートの攻撃者が該当サーバで任意のコードを実行する可能性があります。
シスコはこれらの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。
これらの脆弱性を軽減する回避策はありません。
このアドバイザリは、https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20110914-lms で公開されています。注: Cisco Unified Service MonitorおよびCisco Unified Operations Managerもこれらの脆弱性の影響を受けます。Cisco Unified Service MonitorおよびCisco Unified Operations Managerに関するアドバイザリは、https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20110914-cusmから入手できます。
該当製品
脆弱性のある製品
CiscoWorks LAN Management Solutionソフトウェアリリース3.1、3.2、および4.0は、この脆弱性の影響を受けます。
Cisco LAN Management Solution(LMS)バージョン3.1および3.2は、Device Fault Managementコンポーネント(DFM)がインストールされている場合にのみ脆弱です。Cisco LAN Management Solutionバージョン4.0には、インストール時に選択されたオプションに関係なく脆弱性が存在します。
注: Cisco Unified Service MonitorおよびCisco Unified Operations Managerもこれらの脆弱性の影響を受けます。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
詳細
CiscoWorks LAN Management Solutionは、ネットワークの設定、管理、監視、およびトラブルシューティングを簡素化する管理機能の統合スイートです。
CiscoWorks LAN Management Solution(LMS)ソフトウェアには2つの脆弱性があり、認証されていないリモートの攻撃者が該当サーバで任意のコードを実行する可能性があります。
注:これらの脆弱性は、TCPポート9002を介して該当サーバに一連の巧妙に細工されたパケットを送信することによって引き起こされます。
両方の脆弱性は、Cisco Bug ID CSCtn64922 (登録ユーザ専用)として文書化され、CVE IDとしてCVE-2011-2738が割り当てられています。
回避策
これらの脆弱性を軽減する回避策はありません。
ネットワーク内のCiscoデバイスに適用可能な他の対応策は、このアドバイザリに関連するCisco適用対応策速報を次のリンク先で参照できます。http://www.cisco.com/warp/public/707/cisco-amb-201100914-cusm-lms.shtml
修正済みソフトウェア
アップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt と後続のアドバイザリも参照して、問題の解決状況と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードする機器に十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新しいリリースで引き続き適切にサポートされていることの確認を十分に行ってください。情報に不明な点がある場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)または契約を結んでいるメンテナンス プロバイダーにお問い合せください。
これらの脆弱性は、Cisco Prime LAN Management Solutionソフトウェアバージョン4.1、およびCiscoWorks LAN Management Solutionの3.2.1および4.0.1サービスパックリリースで修正されています。
Cisco Prime LAN Management Solutionソフトウェアは、次のリンクからダウンロードできます。
http://www.cisco.com/cisco/software/navigator.html?mdfid=283427841&i=rm
CiscoWorks LAN Management Solution 4.0.xのパッチは、次のリンクからダウンロードできます。
- Windowsの場合:http://www.cisco.com/cisco/software/release.html?mdfid=283434800&flowid=19062&softwareid=280775102&os=Windows&release=4.0.1&relind=AVAILABLE&rellifecycle=&reltype=latest
- Solarisの場合:http://www.cisco.com/cisco/software/release.html?mdfid=283434800&flowid=19062&softwareid=280775102&os=Solaris&release=4.0.1&relind=AVAILABLE&rellifecycle=&reltype=latest
CiscoWorks LAN Management Solution 3.2のパッチは、次のリンクからダウンロードできます。
- Windowsの場合:http://www.cisco.com/cisco/software/release.html?mdfid=282635181&flowid=16561&softwareid=280775102&os=Windows&release=3.2.1&relind=AVAILABLE&rellifecycle=&reltype=latest
- Solarisの場合:http://www.cisco.com/cisco/software/release.html?mdfid=282635181&flowid=16561&softwareid=280775102&os=Solaris&release=3.2.1&relind=AVAILABLE&rellifecycle=&reltype=latest
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco PSIRT では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表は確認しておりません。
これらの脆弱性は、ZDIによってシスコに報告され、AbdulAziz Haririによって発見されました。
URL
改訂履歴
リビジョン 1.2 |
2011年10月19日 |
「脆弱性スコア詳細」セクションの表のタイトルを更新 |
リビジョン 1.1 |
2011年9月17日 |
「ソフトウェアバージョンと修正」セクションを更新 |
リビジョン 1.0 |
2011年9月14日 |
初版リリース |
利用規約
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