日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Intercompany Media Engineには、サービス拒否(DoS)の脆弱性が2つ存在します。認証されていない攻撃者は、巧妙に細工されたService Advertisement Framework(SAF)パケットを該当デバイスに送信することでこれらの脆弱性を不正利用し、デバイスのリロードを引き起こす可能性があります。
注:Cisco Unified Communications Managerソフトウェアもこれらの脆弱性の影響を受けます。Cisco Unified Communications Managerに影響する脆弱性に関しては、別途Cisco Security Advisoryが公開されています。このアドバイザリは、https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20110824-cucmで確認できます。
シスコはこれらの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。これらの脆弱性を軽減する回避策はありません。このアドバイザリは、https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20110824-ime で公開されています。該当製品
脆弱性のある製品
Cisco Intercompany Media Engineソフトウェアリリース8.0.xは、この脆弱性の影響を受けます。Cisco Intercompany Media Engineソフトウェアリリース8.5.xは影響を受けません。
Cisco Unified Communications Managerソフトウェアリリース8.0.xもこれらの脆弱性の影響を受けます。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
詳細
Cisco Intercompany Media Engineは、ピアツーピアテクノロジーと既存の公衆電話交換網(PSTN)インフラストラクチャを組み合わせることで、企業間に直接IP接続を確立する手法を提供します。
Cisco Intercompany Media Engineは、2つのDoS脆弱性の影響を受けます。認証されていない攻撃者は、巧妙に細工されたSAFパケットを該当デバイスに送信することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。不正利用に成功すると、デバイスのリロードが引き起こされる可能性があります。
注:これらの脆弱性を引き起こすには、TCP 3ウェイハンドシェイクが必要です。
これらの脆弱性は、Cisco Bug ID CSCth26669(登録ユーザ専用)およびCSCth19417(登録ユーザ専用)として文書化され、CVE IDとしてCVE-2011-2563およびCVE-2011-2564がそれぞれ割り当てられています。
回避策
これらの脆弱性を軽減する回避策はありません。
ネットワーク内のCiscoデバイスに適用可能な他の対応策は、このアドバイザリに関連するCisco適用対応策速報を次のリンク先で参照できます。https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoAppliedMitigationBulletin/cisco-amb-20110824-cucm-ime
修正済みソフトウェア
アップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt と後続のアドバイザリも参照して、問題の解決状況と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードする機器に十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新しいリリースで引き続き適切にサポートされていることの確認を十分に行ってください。情報に不明な点がある場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)または契約を結んでいるメンテナンス プロバイダーにお問い合せください。
これらの脆弱性は、Cisco Intercompany Media Engineソフトウェアバージョン8.5(1)以降で修正されています。
Cisco Intercompany Media Engineソフトウェアは、次の場所からダウンロードできます。
http://www.cisco.com/cisco/software/navigator.html?mdfid=282822890&i=rm
推奨事項
不正利用事例と公式発表
これらの脆弱性は内部テストで発見されました。
URL
改訂履歴
リビジョン 1.0 |
2011年8月24日 |
初回公開リリース |
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