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概要
Cisco TelePresence Recording Serverソフトウェアリリース1.7.2.0には、デフォルトで有効になっているroot administratorアカウントが含まれています。この脆弱性の不正利用に成功すると、リモート攻撃者がこれらのデフォルトクレデンシャルを使用してシステムの設定を変更できる可能性があります。
この脆弱性を軽減する回避策があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。
このアドバイザリは、https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20110729-tp で公開されています。該当製品
脆弱性のある製品
Cisco TelePresence Recording Serverソフトウェアリリース1.7.2はこの脆弱性の影響を受けます。
注:Cisco TelePresence Recording Serverソフトウェアリリース1.7.0および1.7.1は、この脆弱性の影響を受けません。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
詳細
Cisco TelePresenceソリューションを使用すると、同僚、見込み客、およびパートナーと、ネットワーク経由で、臨場感のある対面式のコミュニケーションおよびコラボレーションを実現できます。相手が異なる半球に位置している場合でも可能です。
Cisco TelePresence Recording Serverソフトウェアリリース1.7.2.0には、デフォルトで有効になっているroot administratorアカウントが含まれています。この脆弱性の不正利用に成功すると、リモート攻撃者がこれらのデフォルトクレデンシャルを使用してシステムの設定を変更できる可能性があります。攻撃者は、このアカウントを使用して、SSHセッションによってシステム設定と設定を変更する可能性があります。
この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCtr76182 (登録ユーザ専用)として文書化され、CVE IDとしてCVE-2011-2555が割り当てられています。
回避策
この脆弱性を軽減および修正する回避策があります。この回避策では、該当システムで手動による介入が必要になります。この回避策の実装方法については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)にお問い合わせください。Cisco TelePresence Recording Serverソフトウェアバージョン1.7.2.1への移行を推奨します。
ネットワーク内のシスコデバイスに適用可能な他の対応策は、このアドバイザリに関連するCisco適用インテリジェンス(https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoAppliedMitigationBulletin/cisco-amb-20110729-tp)を参照してください。
修正済みソフトウェア
アップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt と後続のアドバイザリも参照して、問題の解決状況と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードする機器に十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新しいリリースで引き続き適切にサポートされていることの確認を十分に行ってください。情報に不明な点がある場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)または契約を結んでいるメンテナンス プロバイダーにお問い合せください。
この脆弱性は、Cisco TelePresence Recording Serverソフトウェアリリース1.7.2.1で修正されています。
注:Cisco TelePresence Recording Serverソフトウェアリリース1.7.2.1はリビルドであり、このリリースでは他の変更は行われていません。Cisco TelePresence Recording Serverソフトウェアリリース1.7.0および1.7.1はこの脆弱性の影響を受けません。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
URL
改訂履歴
リビジョン 1.0 |
2011年7月29日 |
初回公開リリース |
利用規約
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