Critical
Critical
日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Application Extension Platformには、テクニカルサポートの診断シェルに権限昇格の脆弱性が含まれています。認証されたユーザは、この脆弱性のあるCisco Application Extension Platformモジュールへの管理アクセス権を取得できる可能性があります。シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対する回避策はありません。
このアドバイザリは、https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20100609-axp で公開されています。
該当製品
脆弱性のある製品
次の製品は、この脆弱性に該当します。
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Cisco Application Extension Platformバージョン1.1
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Cisco Application Extension Platformバージョン1.1.5(バージョン1.1からアップグレードした場合)
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
次の製品は、この脆弱性の影響を受けません。
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Cisco Application Extension Platformバージョン1.0
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Cisco Application Extension Platformバージョン1.1.5(バージョン1.0からのアップグレードまたは新規インストールの場合)
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Cisco Application Extension Platformバージョン1.1.7
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Cisco Application Extension Platformバージョン1.5.x
他のシスコ製品において、このアドバイザリの影響を受けるものは現在確認されていません。
詳細
Cisco Application Extension Platform(AXP)を使用すると、サードパーティアプリケーションをCisco Integrated Services Router(ISR)でホストできます。テクニカルサポートの診断シェルのコマンドラインインターフェイス(CLI)には、権限昇格の脆弱性が存在します。認証されたユーザは、この脆弱性に該当するCisco AXPモジュールに対する完全な管理アクセス権を取得できる可能性があります。テクニカルサポートシェルにアクセスするには、techsupport support shellコマンドを使用します。
認証されたCisco AXPユーザは、アプリケーションプログラミングインターフェイス(API)を使用して、AXPモジュールをホストするCisco ISR上でコマンドを実行できます。AXPユーザは、ISRデバイスへのアクセスを可能にする機密の設定情報を取得できる場合があります。Cisco AXPバージョン1.5では、AXPユーザがAPIを使用してコマンドを実行する前に、ISR設定でユーザを設定する必要があります。
この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCtb65413(登録ユーザ専用)として文書化され、Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)IDとしてCVE-2010-1572が割り当てられています。
回避策
この脆弱性に対する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
アップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt と後続のアドバイザリも参照して、問題の解決状況と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードする機器に十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新しいリリースで引き続き適切にサポートされていることの確認を十分に行ってください。情報に不明な点がある場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)または契約を結んでいるメンテナンス プロバイダーにお問い合せください。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco PSIRT では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表は確認しておりません。この脆弱性は、n.runs AGによってシスコに報告されました。
URL
改訂履歴
リビジョン 1.0 |
2010年6月9日 |
初版リリース。 |
利用規約
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