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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Physical Access Gatewayには、サービス拒否(DoS)の脆弱性が存在します。この脆弱性を軽減する回避策はありません。この脆弱性は、Cisco Physical Access Gatewayソフトウェアバージョン1.1で修正されています。シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。
このアドバイザリは、https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20090624-gateway で公開されています。
該当製品
脆弱性のある製品
1.1より前のソフトウェアバージョンを実行しているCisco Physical Access Gatewayには脆弱性が存在します。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
ソフトウェアバージョン1.1以降を実行しているCisco Physical Access Gatewayには脆弱性はありません。他のシスコ製品において、このアドバイザリの影響を受けるものは現在確認されていません。
詳細
Cisco Physical Access Gatewayは、Cisco Physical Access Controlソリューションがドアハードウェア(ロックやリーダーなど)をIPネットワークに接続するための主要な手段です。特定の巧妙に細工されたTCPポート443パケットによってメモリリークが発生し、Cisco Physical Access Gatewayでサービス拒否(DoS)状態が引き起こされる可能性があります。この脆弱性を不正利用するには、TCP 3ウェイハンドシェイクが必要です。
この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCsu95864(登録ユーザ専用)として文書化され、Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)IDとしてCVE-2009-1163が割り当てられています。
回避策
使用可能な回避策はありませんが、ネットワーク内のCiscoデバイスに導入できる緩和策については、このアドバイザリに関連するCisco適用対応策速報を参照してください。この資料は、次のリンクから入手できます。
修正済みソフトウェア
アップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt と後続のアドバイザリも参照して、問題の解決状況と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードする機器に十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新しいリリースで引き続き適切にサポートされていることの確認を十分に行ってください。情報に不明な点がある場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)または契約を結んでいるメンテナンス プロバイダーにお問い合せください。
この脆弱性は、Cisco Physical Access Gatewayソフトウェアバージョン1.1で修正されており、次のリンクからダウンロードできます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/support/downloads/go/Redirect.x?mdfid=280588231
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco PSIRT では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表は確認しておりません。
この脆弱性は内部テストで発見されました。
URL
改訂履歴
リビジョン 1.0 |
2009年6月24日 |
初版リリース |
利用規約
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