日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Catalyst 6500またはCisco 7600シャーシにインストールされ、Cisco IOS®ソフトウェアバージョン12.1(8)E以降を実行しているOptical Service Module(OSM)ラインカードは、ローカルネットワークから特定の構築または破損パケットを受信した際のサービス拒否(DoS)に対する脆弱性があります。
シスコでは、この問題に対する修正済みソフトウェアを提供しています。この脆弱性には、Cisco Bug ID CSCdy29717が割り当てられています。
完全なアドバイザリは、https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20021211-osm-lc-iosで入手できます。
該当製品
このセクションには、該当製品に関する詳細が掲載されています。
脆弱性のある製品
次の製品は、OSMラインカードがインストールされ、Cisco IOSソフトウェアバージョン12.1(8)E ~ 12.1(13.4)Eとともに動作している場合にのみ影響を受けます。
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Sup2/MSFC2モジュールを搭載したCatalyst 6500
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Cisco 7600
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
Cisco Catalystハードウェアとソフトウェアの組み合わせのその他のリリースは、この脆弱性の影響を受けません。他のシスコ製品はこの脆弱性の影響を受けません。
詳細
この不具合は、Cisco IOSソフトウェアバージョン12.1(8)EのCSCdv23236によって導入されました。特定の不正なデータグラムがインターフェイスに到着すると、このラインカードに固有のパケット転送エンジンによってデータグラムが書き換えられ、その結果、正当な情報が上書きされ、インターフェイスではそれ以上の正当なネットワークトラフィックの受信と転送が停止されます。
ほとんどのネットワークデバイスは通常、不正なデータグラムを廃棄するため、ローカルに接続されたネットワークから攻撃を受ける必要があります。
Bug ID
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CSCdy29717:パケットヘッダーの破損により、トラフィック転送が停止する。
回避策
この脆弱性に対しては回避策がありません。シスコでは、修復されたバージョンにアップグレードすることを推奨しています。
修正済みソフトウェア
この脆弱性は、バージョン12.1(13.5)Eで修復され、バージョン12.1(13)E1および12.1(12c)E2で一般ダウンロードが可能です。今後、このハードウェアの組み合わせをサポートするすべてのバージョン、特に12.1(14)Eで利用可能になります。この特定のハードウェアの組み合わせは現在12.2Sソフトウェアでサポートされていないため、12.2Sトレインはこの脆弱性の影響を受けません。
不正利用事例と公式発表
Cisco PSIRT では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表は確認しておりません。
URL
改訂履歴
リビジョン 1.0 |
2002年12月11日 |
初回公開リリース |
利用規約
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