日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Virtual Private Network(VPN)5000 Clientソフトウェアには複数の脆弱性が存在します。これらの脆弱性は、Cisco Bug ID CSCdx17109およびCSCdy20065に記載されています。これらの脆弱性の影響を緩和するための回避策がいくつかあります。
このアドバイザリは https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20020918-vpn5k-vulnerability に掲載されています。
該当製品
このセクションには、該当製品に関する詳細が掲載されています。
脆弱性のある製品
DDTS – 説明 |
該当するリリース |
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CSCdx17109:MAC OS VPN 5000クライアントパスワードの脆弱性 |
5.2.2よりも前のMAC OS VPN 5000クライアントリリース |
CSCdy20065:LinuxおよびSolaris VPN 5000 Clientのバッファオーバーフローの脆弱性 |
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脆弱性を含んでいないことが確認された製品
Cisco VPN 3000 ClientおよびCisco VPN Clientは影響を受けません。
他のシスコ製品においてこのアドバイザリの影響を受けるものは、現在確認されていません。
詳細
リモート ワークステーション上の VPN Client ソフトウェア プログラムは、エンタープライズ ネットワーク上の Cisco VPN デバイスまたはサービス プロバイダーと通信して、インターネット経由での安全な通信を確立します。この接続を使用することで、オンサイト ユーザのように私設ネットワークにアクセスできます。
DDTS – 説明 |
詳細 |
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CSCdx17109:MAC OS VPN 5000クライアントパスワードの脆弱性 |
環境設定ファイルのリソースフォークに「デフォルト接続」を保存すると、クライアントは最後に使用したログインパスワードを含む「デフォルト接続」を表すデータ構造の内容全体を保存します。 このパスワードは、ResEditツールを使用してプレーンテキストで読み取ることができます。これは、「SaveSecrets」が有効か無効か、およびパスワードを暗号化するかどうかに関係なく発生します。 |
CSCdy20065:LinuxおよびSolaris VPN 5000 Clientのバッファオーバーフローの脆弱性 |
VPN 5000 Client for LinuxおよびSolarisには、2つのバッファオーバーフローの問題があります。1つはclose_tunnelバイナリ内にあり、もう1つはopen_tunnelバイナリ内にあります。脆弱性を不正利用するには、ワークステーションにログインする必要があります。バッファオーバーフローは、ローカルで不正利用され、ワークステーションのルート権限を取得される可能性があります。 |
これらの脆弱性は、Cisco Bug ToolkitにBug ID CSCdx17109およびCSCdy20065として文書化されており、2002年9月19日の1500 UTC以降に参照可能です。このツールにアクセスするには、登録ユーザであり、ログインしている必要があります。
回避策
この表では、回避策について説明します。
DDTS – 説明 |
回避策と緩和策 |
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CSCdx17109:MAC OS VPN 5000クライアントパスワードの脆弱性 |
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CSCdy20065:LinuxおよびSolaris VPN 5000 Clientのバッファオーバーフローの脆弱性 |
回避策はありません。 |
Cisco PSIRT では、該当ユーザが修正済みソフトウェア バージョンのコードにアップグレードすることを推奨しています。
修正済みソフトウェア
アップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt と後続のアドバイザリも参照して、問題の解決状況と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードする機器に十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新しいリリースで引き続き適切にサポートされていることの確認を十分に行ってください。情報に不明な点がある場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)または契約を結んでいるメンテナンス プロバイダーにお問い合せください。
DDTS – 説明 |
該当するリリース |
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CSCdx17109:MAC OS VPN 5000クライアントパスワードの脆弱性 |
MAC OS VPN 5000 Clientリリース5.2.2以降 |
CSCdy20065:LinuxおよびSolaris VPN 5000 Clientのバッファオーバーフローの脆弱性 |
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修正済みソフトウェアバージョンにアップグレードする手順の詳細については、http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/aggr/vpn5000/client/を参照してください。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
このアドバイザリで説明されている脆弱性の公表や悪用に関する情報は Cisco PSIRT には寄せられていません。
Cisco Bug ID CSCdx17109(登録ユーザ専用)は、お客様からシスコに報告されたものです。Cisco Bug ID CSCdy20065(登録ユーザ専用)は、UbizenaのNiels Heinen氏によってシスコに報告されました。
URL
改訂履歴
リビジョン 1.0 |
2002年9月18日 |
初回公開リリース |
利用規約
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