データ シートCisco UCS C24 M3 ラック サーバ製品概要フォームファクタに依存しない Cisco Unified Computing System™(Cisco UCS™)は、Cisco UCS C シリーズ ラック サーバおよび B シリーズ ブレード サーバにネットワーキングとストレージ アクセスを融合します。より進化した可視性と管理機能により、管理を簡素化し、コスト効率と俊敏性を高めることができます。Cisco UCS のポートフォリオに加わった C24 M3 ラック サーバは、汎用的用途に適し、かつ大容量の内蔵ディスクを確保したモデルです。このサーバでは、コア数とキャッシュを増やし、適切なメモリ容量と大容量の内部ドライブ、および高速 I/O とのバランスを取ることでコンピューティング密度を高めています。このサーバ ポートフォリオと相互補完的な Cisco UCS システムの進歩により、多様な IT サーバのニーズをサポートするために必要な機能とコスト効率の最適な組み合わせを提供します。 Cisco UCS C24 M3 ラック サーバ(図 1)は、経済性と内部拡張性を両方提供できるように設計されています。Cisco C24 M3 ラック サーバは、エントリ レベルの仮想化、IT および Web のインフラストラクチャ、そしてストレージを多用するインフラストラクチャの処理に適し、ビッグ データや中小規模のデータベース、ファイル サーバや Windows ストレージ サーバなどに広く対応します。定評のある Cisco UCS C シリーズ ラック サーバを基盤とする Cisco UCS C24 M3 サーバは、Intel® Xeon® プロセッサ E5-2400 製品ファミリを採用した 2 RU のフォーム ファクタで、Cisco UCS 仮想インターフェイス カード(VIC)1225 と組み合わせることで Cisco UCS システムとして機能を拡張し、パフォーマンス、柔軟性、効率性を最適なバランスで提供します。また、Cisco UCS C24 M3 は 12 個の DIMM スロット、最大 12、16、または 24 台のディスク ドライブ、5 つの PCI express(PCIe)スロット、2 つの 1 ギガビット イーサネット LAN-on-Motherboard(LOM)ポートを装備し、大容量の内部ストレージと優れた価格性能比を特長としています。 Cisco UCS C24 M3 サーバは、Cisco® が提供するもう 1 つのシスコ独自の製品、Cisco UCS 仮想インターフェイス カード 1225 を使用できます。Cisco UCS VIC 1225 は、仮想化用に最適化された Fibre Channel over Ethernet(FCoE)PCIe 2.0 x8 対応の 10 Gbps アダプタで、Cisco UCS C シリーズ ラック サーバとともに使用するように設計されています。この仮想インターフェイス カード 1225 は、PCIe 標準準拠の仮想インターフェイスを最大 256 個サポートする、デュアル ポートの 10 ギガビット イーサネット アダプタです。インターフェイスのタイプ(ネットワーク インターフェイス カード [NIC] またはホスト バス アダプタ [HBA])と、ID(MAC アドレスおよび Worldwide Name [WWN])の両方を、ジャストインタイムのプロビジョニングで動的に設定できます。さらに、Cisco UCS VIC 1225 は、ネットワーク インターフェイスの仮想化と Cisco® データセンター仮想マシン ファブリック エクステンダ(VM-FEX)テクノロジーもサポートしています。 アプリケーションストレージ集約型の処理負荷は必ずしも一様ではありません。そのため、Cisco UCS C24 M3 サーバでは、ディスク構成によって、パフォーマンスと拡張性のバランスをそれぞれの処理負荷の要件に合わせることができるようになっています。最大 12、16、または 24 台の内蔵ドライブを搭載可能な Cisco UCS C24 M3 は、オプションとして 10,000 RPM および 15,000 RPM の SAS ドライブを選択できます。この 2 種類のドライブはどちらも、1 秒間に多数の I/O 処理(IOPS)が可能であり、データベース管理システムのようなトランザクション型の負荷に適しています。また、大容量 SATA ドライブを選択すれば、経済的な大容量ソリューションとしても利用できます。 Cisco UCS C24 M3 は、次のように大容量ストレージを必要とするさまざまな用途で、パフォーマンスを向上し、お客様の選択の幅を拡げます。
データセンターの経済性を変革する Cisco UCS サーバシスコは、Cisco UCS の C24 M3 サーバなど幅広いポートフォリオを提供してシステムの並外れた簡易性、俊敏性、効率性を実現し、サービスとしてのインフラストラクチャ(IaaS)、ベアメタル、仮想化サーバ、およびクラウド コンピューティングなどのデータセンターの革新技術において業界をリードし続けています(図 2)。また、C24 M3 サーバは、他社とは異なる独自の価値、ファブリックの統合、および市場でも類を見ないほど容易な管理を提供するというシスコの取り組みを継承しています。 たとえば、サーバ モデルや筐体の違いにとらわれない Cisco UCS Manager ソフトウェアなどのシスコの革新技術を使用すると、管理者は(シスコのサービス プロファイルおよびテンプレートを使用して)目的のサーバの論理的モデルを作成し、モデルと物理リソースを関連付けることで、サーバとその I/O 接続をインスタンス化することができます。ステートレスなこの方法は、要素ごとのマネージャを使用して、各システム リソースを 1 つずつ手動で設定するという従来のやり方とは一線を画しています。従来型のシステムを提供するベンダーとは異なり、シスコは、サービス プロファイルを使用した統一的な管理モデルを採用しています。このサービス プロファイルは、ブレード サーバでもラック サーバでも、Cisco UCS Manager のドメイン内にある 任意の Cisco UCS サーバ間で簡単に移動できます。 Cisco UCS のその他の構成要素には、拡張されたサーバ I/O オプションと Cisco UCS ファブリック相互接続が含まれており、ラック システムとブレード システムの両方で拡張性、投資保護、および管理の容易さが向上します。投資保護の例をいくつか紹介します。
さらに、シスコは Cisco UCS のほとんどすべてのハードウェア/ソフトウェアのコンポーネントの技術革新を継続して進めており、適切な I/O 帯域幅、管理の拡張性、および投資保護を備えた、より強力なラック サーバを現在と将来にわたり確実に提供していきます。 Cisco UCS C24 M3 は、ラック サーバの製品ファミリである Cisco UCS C シリーズ ラック サーバの 1 つです。すべての Cisco UCS C シリーズ サーバは、単体のサーバ利用環境でも Cisco UCS の一部としてシステム化しても使用できるように設計されており、シスコ独自の技術革新、投資保護、および簡易性を補完し、さらに拡張します。Cisco UCS C シリーズ サーバは、標準ベースのユニファイド ネットワーク ファブリック、Cisco Data Center VM-FEX 仮想化サポート、Cisco UCS Manager ソフトウェア、シスコ ファブリック エクステンダおよびファブリック相互接続アーキテクチャなどの技術革新を提供します。Cisco UCS C シリーズの技術革新、Cisco UCS のアーキテクチャの利点、ソフトウェアの進化、継続的な技術革新、シスコ独自のラック サーバとブレード サーバ設定を取り入れた Cisco UCS は、真に統合された初のデータセンター プラットフォームです。さらに、Cisco UCS はポリシーベースの自動化と、一般的なシステム管理とオーケストレーション ツールの密接な統合により、IT 部門に変革をもたらします。 機能と利点表 1 に、Cisco UCS C24 M3 ラック サーバの機能と利点を示します。 表 1 機能と利点
製品仕様表 2 に Cisco UCS C24 M3 サーバの仕様を示します。 表 2 製品仕様
適合規格表 3 は適合標準規格の情報です。 表 3 適合規格:安全性および EMC
発注情報すべての部品番号の一覧については、対応する SFF スペックシート、または LFF スペックシートを参照してください。 シスコ ユニファイド コンピューティング サービスシスコは、業界をリードするパートナー企業とともに、データセンターのリソースを一元的に扱うことで、Cisco UCS C シリーズ ラック サーバ ソリューションの導入・移行を支援するサービスを提供します。シスコ ユニファイド コンピューティングに関連するサービスを利用することにより、サーバの配置や、ビジネス ニーズに応じた運用の最適化、シスコのユニファイド コンピューティング アーキテクチャへの移行を促進できます。詳細についてはシスコ パートナーもしくはシスコ営業担当にお問い合わせください。データセンター ネットワーキング サービス メニューは以下からも参照いただけます。http://www.cisco.com/web/JP/services/portfolio/as/index.html 関連情報http://www.cisco.com/jp/go/ucs/ を参照してください。 |
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